カテゴリー「本」の10件の記事

2013年8月15日 (木)

『シノハユ the dawn of age』第0局の感想のようなもの

咲-Saki-の新しいスピンオフの情報がぼちぼち出てきたようで。
しかしそれが始まってもうちはこれまでと変わらず気長にコミックスで追っていこう……と思っていたら、件の新連載『シノハユ the dawn of age』の予告編となる第0局は、WEBのガンガンONLINEでも公開されていましたので、せっかくなので何か書いておこうかと。

この第0局は阿知賀編の、準決勝が終わってから始まってるみたいですね。
今回は予告編とのことなので、別にこれからもその続きとして描かれるわけではないようですが。
はやりんの難解な暗号に一人だけ怒りをあらわにしてブチギレるすこやんとか。
そんなに余裕がないと嫁の貰い手がこーこちゃんしかいなくなりますぜ。

阿知賀編の準決勝を終えてのことなのでハルエは過去の出来事を克服しており、揃ったメンツで打ってみようか、との流れにも、ハルエは乗り気。
そして三人のプロと一人のアマで卓を囲んだところで、過去のインターハイ準決勝と思しき光景へ。
のよりんの新道寺制服がまぶしい。

変化した姿からもわかる通り、ひとむかし前のこと、だそうで。
新連載はどうやら過去編になるようですけれども。
本編や阿知賀編でどんどんプロが増えていって、これもう使いきれないでしょう?
と思っていたところに、この過去編ですよ。
過去編って個人的には、登場人物の関係などが戻ってしまうのであまり好きじゃないんですけど、これに関してはその手があったかって感じです。

なぜならば、プロとしての試合を描こうとすると、プロを取り巻く細かい仕組みが必要になるので、その一点だけでも、考慮しなければならない設定が膨大になりそうですし、さらには対局するのがプロとなると、学生以上の力を持っていることに説得力のある新キャラが多数必要です。
恐らくそれを実現するための労力は相当なもののはずで、本編連載半ばである今、同時に進めるのはとても厳しいことと思われます。

しかしながら過去編でプロの学生時代を描くとなれば、描かれるのは学生なのでプロの力を描く必要はなく、また、大会などの仕組みも本編で使われている全国大会などがほぼそのまま使えます。
設定を考える負担が軽くなり、さらにはこれまで登場したプロを活かすことができる。
新連載として打ってつけの過去編であります。
この辺り誰が企画したのかはわかりませんが、うまいなーと思いましたね。

作品タイトルがまた特徴的な字面で『シノハユ』とのことで。
こういう意味ありげな文字列の中に「シ」があると、漢字をバラバラにしたものではないかな?
と思ってしまいます。
他作品になりますけれども、エヴァンゲリオンの登場人物の一人にもそういった仕掛けが施してあったので、こういうところの「シ」はそんな印象が強いです。

しかしねえ、漢字にするといっても、これらを組み合わせた漢字なんてありますかね?
なんせ「シノハユ」は四文字合わせたところで線の数がかなり少ないので、漢字だったとしても恐らく一文字、多くて二文字だと思われますし、前提として「シ」をさんずいとするなら、作れる漢字はそう多くないですよね。
そこで一番それっぽいかなーと思ったのが「決」という漢字なんですが。
「シノユ」は無理なくそのまま含めるとしても、「ハ」はどうにもあやしい。
「ノ」の下の方と、「ハ」の左の線が同じ、という扱いにするなら成立しますけど。
ちょっと無理があるよね……。

まあいずれにしてもただの想像なので仮にですよ。
「決」の意味が含まれているタイトルだとするなら、この作品は「決」が含まれる言葉が、作品あるいは各人物のテーマだったりするのかもしれません。
それは「決意」だったり、「決別」だったり、「決勝」だったり?
今回卓を囲んだメンツが全国大会準決勝の一方のサイドだとすると、ハルエの含まれている方とは反対側の方がメインに描かれていったりするのかも。

そっちには最後のページにいる「もう一人の女の子」とやらが主人公として参加しており。
①優勝の「決意」を持って全国大会を勝ち上がり、
②「決勝」ですこやんにボコられて戦意を失い、
③麻雀と「決別」、
④のちに「自決」。
って展開なら、タイトルっぽくなるような気がしないですね全く。

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2013年5月21日 (火)

[咲-Saki-]辻垣内智葉さんの辻

咲-Saki-系のサイトさんを見ていて、そこに書かれていた情報で初めて意識したんですけど。
臨海女子に「辻垣内智葉」さんっているじゃないですか?
その名前の「辻」の字が二種類あるそうで。
「辻」の部首「しんにょう」の点が、一つか二つか、の違いですね。
辻垣内さんの字は、初版のコミックス7巻では点一つの方が使われており、自分が確認できたのはその一コマのみでサンプルは極めて少なく頼りなく、ここだけがミスだった可能性もあるので断定はできないものの、とりあえず元は点一つの方が使われていたと仮定します。
それを踏まえて最新巻を見てみると、しかし11巻では点二つの方が使われておりました。
じゃあいったいどっちが正解なの? と気になったわけです。

それでちょっと調べてみましたところ。
はっきり説明できるほどの理解はできてないんですけど。
どうやらその二種類の「つじ」という字は同一の漢字という扱いになっているようで。
「例示字形」とやらの影響で今のパソコンのフォントでは点二つの方が出るようになっているようなんです。
だから雑誌なんかで、以前は「点一つのつじ」だったはずの名前に「点二つのつじ」が使われている場合、単純なミスというよりはどうやらフォントの影響みたいなんですよね。

いま自分のパソコン環境で「つじ」を変換しても「点二つのつじ」しか出てこないんですけど。
自分が所有する携帯電話で「つじ」を変換してみると「点一つのつじ」しか出ませんでした。で、それをメールに打ってパソコンに送ってみたところ表示は「点二つのつじ」になってました。
あとこれがたぶん大きなポイントだと思うんですけど、パソコンのメモ帳で「点二つのつじ」を打ったあと、フォントを他のものに変えてみたら「点一つのつじ」になったんです。

出版業界でその字の扱いがどうなっているのかはわかりませんが、なんだか厄介な問題ですね!

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2013年5月 5日 (日)

[本]『咲-Saki-』11巻と『阿知賀編』5巻

私生活がバテ気味ですが『咲-Saki-』11巻についての何かだよっ!

さすが11巻は大将戦から始まっていることもあって咲ちゃんの出番が多いですね。
RPGの凶悪なボス戦にしか見えない咲さん第二形態かわいい!
二校の青春をあっという間に終わらせる無慈悲な安あがりツモも、勝利を目的とするなら至極当然でしたし。
けれど出番が多いだけにわりと不穏な描写も多めであって。
めずらしく原村さんとの会話も多めだと感じられますが、LOVE増量というよりすれ違い気味の印象のほうが強いという。
宮永家の問題の決着がいよいよ近付いてきたんだなーって感じですね。
まだまだ先は長そうですが。

ところで姉帯さんが追っかけリーチしたあと咲ちゃんがカンしたところで、
あれ? 姉帯さんは槍槓できるんじゃないの?
とか思ってしまったけれど、そういえばアンカンだと国士無双以外では槍槓できないんでしたっけ。
疑問に思って改めて調べてみると、ああ、槍槓って基本は加槓のとき限定の役だったのか。
そして国士の件もローカルルールですと?
つまりこの度の疑問は自分がルールをちゃんと覚えていないだけなのだった。
ゲームやネットの麻雀はルールをきちんと覚えなくてもできちゃうのでこんな勘違いが発生するわけなのです。
ちなみに自分にとっての槍槓はネット麻雀で三回ほど「やられて」いるので、個人的にはわりと出やすい役ってイメージがあります。

能力感知以外、実際どこまでの機能を有しているのかが明かされないまま、咲さんによって宮守の貴重なマジカルモノクルが割られてしまった。
この場面を見るだけでもう咲さんの、
「今度打ったら………たぶん勝てません……っ」が全く信用できない件。
靴下リミッターも解除していなかったわけですし。
本人が自覚してる能力だけじゃなく、何かもう別の能力も発動してるような気が……。

惜しくも敗退した永水と宮守にもまだ個人戦と海水浴のチャンスですよ!
そして姫様の夢の中の海には見慣れぬ姿。
二人いるみたいですけど、一人はグラマラスバデーの美少女らしく。
事前の会話で中等部の誰々ちゃんという話があったのでまだ中学生だと思われるのに。
なんだこの学園の平均獲得バスト素点は。

永水女子って餅を育てる餅屋も兼ねているんですか?

これはやはり玄ちゃんを転校させてですね。
極上のおもちをこねていく「松実まーけっと」という名のお色気スピンオフを……。
とはいえ永水だと自然と学園伝奇ものになりそうですね。
バトルが多めで、巫女服ビリビリ。
どっちに転んでもお色気とは。
永水で一番ヤバい霞さんじゅうななさいがいるからか、さすが対象年齢が高めにうっ(胃痛)

永水女子が個人戦の話をしているときのはるるの「決勝までもてばいいけど」という発言。
個人戦で決勝とは……?
全国の個人戦って、団体戦みたいに勝ち抜き戦だったりするんでしょうか。
アニメ版でやった県予選の個人戦って、何度も試合を行っての最終的な成績上位者が全国大会に進むって流れだった、はず。

こういう設定を今の時点で匂わせるってことは、団体戦では描かれることがないであろう宮永姉妹の直接対決が、やはり個人戦で描かれるってことなんでしょうか。
個人戦はアニメ版でしか描かれていないので、原作では描かれていない話から原作の話を続けるものかなーと、てっきり全国の個人戦も原作では描かれないものだとばかり思っていましたが。

いずれにしてもまだだいぶ先の話ですばらっ。

赤阪監督代行にはツン原で、善野元監督にはデレ原となる末原さん。
ようやく登場した善野さん白い。
美人薄命を絵に描いたような……というかやっぱり女性だったのか。
いや実は、善野元監督ってもしかしたらロマンスグレーなおじさまなんじゃないか? なんて思っていたりしたので。善野さんの性別がどうであるかでこの作品を百合作品として見ていいものかどうか最終判断をしようとしていたぐらいです。
末原さんの憧れの人は女性だったんですね安心しました!!!
デレ原さんとの回想は準決勝の大将戦あたりでしょうか。
善野さんが応援に来るだけであれだけ恋する乙女の顔になってしまうデレ原さんが当時どれだけデレデレだったのか楽しみですが、命が関係しているだけにけっこう重たい空気のエピソードになりそうな気もします。

まあでも、死にそうになって実際倒れたりした怜さんがさんざん彼女とデレデレしてましたし、関係ないか。

続々登場するプロの中でもとりわけ意思の疎通が難しそうな野依プロは興奮すると激おこプンプン丸になってしまうそうで。
たぶん野依プロは対局中、勝負に燃えるか相手に萌えているほどオーラが全身から迸るのだと思われますが。
興奮が最高潮に達して、げきオコスティックファイナリアリティぷんぷんドリームになると、最高状態の咲さんぐらいの暗黒オーラが出る可能性がありますな。
相手が強いほど効果が出る、ではなく、相手に萌えているほど強くなる(?)というのはまた新しい能力です。
とりあえず制服で挑むのはいろんな意味であぶない。

「タコス伝は今回お休みで続きは次巻です」
と書かれているカバー下のおまけマンガ。
今回はふくすこのショートコメディが描かれていました。
お……。
おお……?
よし、タコス伝は打ち切りにしよう(暴言)

いや、だって、作中では描ききれない部分を描いて各人物の魅力を高める番外編って需要はかなりあるはずですし。
少なくとも自分はそうで。
今回のカバー下がまるっきり番外編の内容とくれば。
数少ない枠に何が描かれていたらより嬉しいかって比べてしまったら、必然的にそういう感想になっちゃうじゃないですかー。
今回はありませんでしたけど巻末に番外編があるときに、カバー下にもさらに番外編があったりすると、単純に考えていろんな人々の出番が増えるわけで……。
むしろなぜ今までそうでなかったのかと不思議に思うぐらいしっくり来るのですが。
どうなんでしょう。

続いて『咲-Saki-阿知賀編』5巻についての何かだよっ!

準決勝副将戦は情報が込み入っていて、声で聞くと理解が追いつかなかったところが、コミック版では理解しつつ読み進められるので読み応えがありますなー。
亦野さんを除いた三人ともが熱いですし。
というかフナQの解説すごい。
想定外の要素が出てきてもすぐに仮説を立てられるぐらいデータを仕入れているとか。
照の鏡にも匹敵しかねないデータ厨っぷりです。

鏡といえば初リザベーション直後の回想の白糸台会議での、菫さんの「照が鏡で見破ってくれた」っていうセリフもまたずいぶん直球というか、普通に聞けば不正としか思えない内容ですけど。
それよりも気になるところがこの回想にはありました。

照が座ってる場所からお菓子の皿までがずいぶん遠くないですか?
だというのに、そのすぐあとにお菓子を食べているところが描かれているので、あれは毎回テーブルに腹ばいになってお菓子を取ってきているのだろうかと。
見事に先輩の威厳とかないなあの娘。

淡「私は実力から言えば高校100年生だよ」
怜「100巡先まで見えるようになったかもしれへんな」
穏「100速まで仕上がった」

憧「100とかそんなアホ数字で喜ぶ高校生シズだけだよ。小学生男子じゃあるまいし」

一年生である穏乃と淡ちゃんはともかく。
三年の怜も小学生男子系女子だったとは……。

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2012年12月 1日 (土)

[本]『咲-Saki-阿知賀編』4巻の感想

阿知賀編のコミックスも4巻になりますねっ。
アニメではまだまだ先だけれど、ついに次鋒戦と中堅戦が描かれております。
というわけで感想のようなものです。

ウィークリー麻雀TODAYの西田さんがえらい可愛くなってる件。特にカラーページの。
今までの言動も含めて見るとこれは、ダメなおねーさんという役所でちょろっと出番を増やしてみてもよろしいのでは!
と思ってしまうような萌えキャラ臭がするのですがいかがでしょうか。
その気になれば全ての選手と絡める立場にあるのでそっち方面でも美味しいですし。

西田さんは今のところ美少女の尻を追いかけるのが最も大事な仕事のように見えるので、その姿を見るたびやきもちを焼くB級高校生雀士とかどうですかね。親しくなった経緯は主に不可抗力で。なぜか行くところ行くところで偶然会って、ちょっとした出来事をきっかけに会話していくうちに、すっかり仲のいい近所のおねーさんみたいになってしまったとか。
どちらもヘタレっ娘ゆえに不可抗力でしか進展が期待できない奥ゆかしさがうんぬん。

準決勝先鋒戦が始まってから今まで、血も涙もない麻雀サイボーグ的なイメージで通っていたようなテルテルでしたが、意識的にやっていた営業スマイルはともかくとしても、先鋒戦終了時の言動では若干やわらかい性格が垣間見えました。
しかしあれはあの時点では真意が不明で、ただ様子がおかしいことに気付いただけという可能性もあったがゆえに、判断材料としては弱かったのですが。
ついにというかなんというか。
これまでの無慈悲なイメージは次のセリフで完全粉砕。

「売店でお菓子買ってきた」

SWEET(いとをかし)。
そのお菓子も自分のためだけじゃなくてみんなのために買ってきたであろうもので。
さらには尭深たんがお茶をいれてくれるので飲み食いに不自由なし。
バリバリの後輩である淡ちゃんが馴れ馴れしくまとわりついテルことから考えても、白糸台のチーム虎姫は実力だけで結成されて一緒にいるものではなく、とても仲良し(または仲良しになり始め)であることがうかがえます。

対局後に照が「千里山…」とつぶやいた怜の件も、ただ異変に気付いただけじゃなくて、のちに「千里山の人大丈夫かな……」って普通に心配してますからね。
カバー下ではっちゃけるおまけマンガも、白糸台に関しては作中に本当にあった出来事なんだろうなぁと納得してしまうほど違和感ありませんし。
作中でもありましたが、淡の頭部に歪められるほっぺたを気にもかけない照。
ぐいぐいきてるよてるてるあわい。
あの状態でまったく気にしていないとなると、より濃厚なスキンシップをされてもほとんど気にしない可能性があります。
具体的には「百合ヘッドバット」とか「百合ジャーマンスープレックス」とか「百合ひしぎ逆十字固め」とか。
ただし一度でも反応を引き出した瞬間、必殺の百合鉄拳で殴られる恐れが大星パーセントあります。

白糸台の面々がどういう性格をしているのかがわかってくるにつれて、その仲良しぶりが読者の錯覚や妄想でないことが証明されてきているわけなんですけど。
微笑ましいのはいいんですが、これは不安材料でもありますね。
なにしろその微笑ましさの中心にいる照は、Sakiという作品の主人公と極めてシリアスな事情で確執がなければならない人物であり、物語の根幹を担当する超重要ポジションです。
確執がある、つまり対立している一方が「どこから見ても良い娘」という立ち位置になってくると、もう一方が悪者みたいな立ち位置になってしまうわけで……。

とはいえそれはやや短絡的な考え方なので悪者というのは言い過ぎにしても、宮永姉妹の確執は妹に原因があるというのは作中でも示唆されているわけですし。ほとんどの問題は本当に咲ちゃんにあるのかもしれません。
あのほんわか姉に口も利いてもらえなくなるとか、いったい何があったというのか。
実は咲ちゃんは多くの読者の想像をはるかに超えた狂人なのでは……?
そんな可能性すら出てきました。
一見すると麻雀が強いだけのただの美少女に見えてしまうけれど、根っこの部分は常人の理解を完全に超えている。
最初からSakiを読んでいるのにどういう人物なのかいまだにつかめてない気がするのはそのせいだったりして。
ヤンデレの亜種の匂いもしますね……。
でもそれぐらいでこそ、この作品の主人公にふさわしいのでは、とも思います。

ただその方向だと咲和の成立があやしくなってきそうなのでそこだけイヤンですね。
まあ和の方もちょっと、マトモとは言い難い性格をしてますけど。類まれなる才能によって人格が歪んでいるというか。少なくとも打ち方はもう人間辞めてますし。

淡ちゃんによると、照はギギギーという能力も持っているそうです。
ギギギーというと、なんだかカタい扉を開けるような音のイメージですけど。
ギギギーというのが擬音語なのか擬態語なのかは不明ですが、音というのは人によって聞こえ方が違ったりもするものです。
たとえばコケコッコがクックドゥドゥルドゥーと聞こえてしまうような人だっていることですし、淡ちゃん以外の人にとってはギギギーなどとは表現しがたいものである可能性が十分にあります。
実はプピピーだったりするかもしれません。緊張感ねえな。

そのギギギーという能力は準決勝では出ませんでしたが、照いわく「今回の相手は手強くて…使いどころが難しかったから」という理由で使わなかったとのこと。
点数的に照無双だったのでそこまで手こずっている印象はありませんでしたが、改めて先の先鋒戦のメンツを思い返してみましょう。

一人は、ドラを全て抱え込む(他家はドラ入手不可)。
一人は、未来を読んでくる(直取りはほぼ不可能)。
一人は、強くはないが絶対にトバない(トバせそうなのでトバそうとしたら逆に長引いてしまう)。

わりとルールに制限かかってましたね……。
こんなゲームの縛りプレイみたいなメンツで打ちたくないよもー。
こういう特殊な状況下だと使いにくい能力なんでしょうか。

準決勝の次鋒戦ではなんとも不憫な泉ちゃん。
今日は安全な日だから大丈夫だよね……みたいな数々の死亡フラグが彼女を生贄に選んだのだ。
アニメの仮最終話時点で、倒れた先輩から後を託されるという熱い展開を背負いながらも活躍できるイメージが全くなかった泉ちゃんは、やっぱり的な扱いを受けております。
菫さんに痛めつけられる描写はやけに気合が入っているように感じられ。
まったく千里山の先鋒と次鋒はどっちも死にそうとかまったく……。

その代わり中堅のセーラがこれまでよりさらに頼もしく、いい先輩っぽさが滲み出ているところがよいですね。
どうやらふなきう調べだと、三年の選手は次の機会がもうなくて本気度が増したりするからなのか、本来の実力より少し強くなるらしいです。

期待されながら全く活躍できなかった一部三年生の立場がない。

宥姉に抱きついて安心と発育を得ようとする憧ちゃんほんのり弱くてかわいい。
なんとなく自分の可愛さを自覚していそうな印象を受ける娘ですけど、実はあまり自信がなかったりしそうな感じが出ている特徴的な場面だと感じました。
別に小さいほうではないというのに、胸ももう少し欲しいらしい。
すっかり時の人になってしまった旧友が作中においても美少女扱いであり、加えて随一の大きさを誇っているからでしょうか。
試合中の計算力で劣等感を抱いているような場面もあったことですし、あらゆる面で意識している感がありますね。
クール極まった原村さんほどの徹底した計算人間にはなりきれないものの、そのおかげで感情に頼る部分があるところが魅力的なのではないでしょうか。真正面から気持ちをぶつけてくるセーラとの打ち合いでは憧ちゃんの熱い部分が際立ちますね。

ドラゴン復活の儀式もさることながら、シャープシューターへの大変有効な対策、および渋谷尭深の法則解明。
4巻はハルエが活躍しすぎて気持ち悪い!(ひどい)
準決勝先鋒戦まではいてもいなくても変わらない無能監督状態だったというのに、先鋒戦終了後からはまるで人が変わってしまったかのような有能ぶり。
さては貴様ハルエの皮をかぶったハルちゃんだな。

憧「白糸台の渋谷尭深――メガネの人」
玄「ちょっとおもちの子だね!」

ドラゴン復活の儀式でハルエに涙目にされながらも、チェックしていた娘の話題にはホイホイ食いつく玄ちゃんである。そんなに好きなのか。
この様子だと玄ちゃんの部屋には巨乳美少女のタペストリーやフィギュアなどが飾ってありそうです。その他にも写真集やDVD、ギャルゲーなどもあったりするかもしれません。果ては究極の美の追求のために自分で巨乳美少女フィギュアを作っている可能性もわずかながら……。
阿知賀チームは松実姉妹を除けば大きい女子がいないので、そこんところは彼女にとって大変残念な部分なのだと思われます。
きっと永水女子なら玄ちゃんにとってパラダイスでしょう。

翌年、永水女子の大将として、しれっと大会に出ている玄ちゃんの姿が目撃され。
「一番大きいおもちの人が卒業してしまって胸が苦しい。私を養女にして欲しい」
などと供述しているという。

牧場物語ハーベストタイム……。

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2012年9月 1日 (土)

[本]『阿知賀編』3巻と『咲日和』2巻の感想

風の噂によれば、雑誌連載の方では、ついにビッグスター淡ちゃんがテルテルしてるんだそうで。そんな大星ライトちゃんにテルテルされてるテルテルの方も、実は宮永ってる娘だったとかいう話。
まあ、あれですよ。宮永姉妹ってそういうあれだから。
姉の方はたぶんもっとすごくて、きっとそのうち、菫さんの顔を見ながら、真顔でおもらし。

白糸台の大将であるビッグスターライトちゃんが具体的にどういう娘なのかは、コミックス派の我々は息を潜めて待ちましょうね。

『咲-Saki-阿知賀編』3巻の感想ですぞ!
アニメと同じくいよいよ怜さんが主人公になって参りましたが、アニメほど千里山女子に時間を使っていないせいか、玄ちゃんが空気にはなっていませんね。描写が削られているというより、出番の配分が良くなっているという印象が先行したのが自分でも意外でした。
今のところコミック版限定のお話である番外編ではメインと言っていいような出番があることですし、むしろコミック版の玄ちゃんは影が薄くなるどころかちゃんと主人公っぽく描かれています。
……ん?
ともかく、コミックスならではの部分があるのは好ましいことですね。

モコちゃんはブツブツかわいい。

点棒ば全て失ったことはなかていうすばら嬢は、改めて考えてみるとこれってすごい能力、あるいは事実なんじゃないでしょうか。
団体戦ではなく普通のルールであれば、持ち点は25000点や30000点あたり。その点数でのスタートだとまず一発で飛んでしまうであろう役満は、極めて確率が低いので、これまで直撃したことがないというのも理解できます。しかしそれでも、親の高い手といったら一撃で瀕死クラスの点数になりますし、持ち点がちょっと少なくなっているときに直撃などすれば、即座に飛んでしまうことだって十分ありえます。
なのに一度も飛んだことがないとは。
これは高火力選手からすれば脅威、になってもおかしくない能力ではないでしょうか。
例えば玄ちゃんのようにどうしても打点が高くなってしまう特質を持った相手と打っている場合、すばら嬢が低めの点数になっているときだと直撃の確率がかなり低まると思うんです。
その性質を利用して、わざと自分の点数を最低になるまで調整すれば、他家のツモを完全封印できるのに加えて、いかなる直撃も避けられるという最強の盾状態になりますばらっ。

うあああいいね!

まあでも、リーチもかけられない最低点数からどうやって逆転するのって言われたら、それこそ特別な能力でもなけりゃ無理じゃね、ってなもんですが。
残念なことですばらっ。

番外編でもちょろっとありますけど、玄ちゃんはよりいっそう素敵な感じのおもちのモノを具体的にどうしたいのか、そろそろ行動で示してもらいたいところですね。玄ちゃん自身のもそうとう大きいですけど、自分のモノに興味がないというのは百合学の権威であるジー・エル博士が提唱した一般百合定義理論でも言及されている部分なので仕方がないです。だがしかし、わりとべったり仲の良い実姉がそれ以上のモノをおもちなのだから、もしや二人っきりのときはいつも姉のおもちをもちもちもっちもち(自己検閲)。
女性の象徴的なモノに亡き母を見ているのか。普段はこども麻雀クラブみんなのお姉ちゃんでありながら、本質的には甘えんぼだったりするのかも。実姉にはそんな感じですよね。

ところで玄ちゃんと怜の能力はいまひとつ理解できていない自分です。でも自分では考えても大してわからない気がするので細かいことは置いときましょう。
事実としてわかることは、少なくともカンドラは玄ちゃんが独占できるドラに含まれる様子。他家にカンされた時点で新たに増えたカンドラが、すでに手牌に入っていましたので、裏ドラの扱いがどうなるのかはわかりませんけど、カンを得意とする人物と対局したら、毎局ドラ爆でふざけたことになりそうです。

例えばゲーム版のSakiみたいに複数の咲ちゃんで卓を囲むと。

咲A「カン」ドラ増加。

咲B「カン」ドラ増加。

咲C「カン」ドラ増加。

咲C「もいっこ、カン」

流局

玄「」

『咲日和』2巻の感想ですぞ!
本編とは違ってカップリングというよりも単純に仲良しな面々が描かれていて、ひとつの作品としての特色が出ているおかげで印象はとてもよろしいですね。それで4コマとしてのデキも良いというのだから、咲-Saki-を原作とする4コマではなく、ひとつの作品として完成されているなーという印象です。
まあ原作の知識なしに見るとわからない部分は当然あることと思われますが。
枠外に人物紹介があるので、全く想像もつかないということは、たぶんないんじゃないかと。
咲日和を読んでさらに好きになったキャラが多数いるので、スピンオフ4コマとして理想的な相乗効果を生み出していると思います。

どの組も魅力的に描かれていますけれども、個人的にはやっぱり龍門渕家族がツボです。
2巻では特に、ピースが気になって仕方がない純くんがお気に入りで。意外に演技のできる衣へのリクエストや、エビフライワンピースのデザインなど、さすがは龍門渕の先鋒! と感嘆しきりの牽引ぶりでした。
あと絵を描くことが苦手というのはわりと意外な事実でした。オカルト寄りの打ち手は芸術家肌ってイメージがあったので、イメージ的に絵とか得意そうな感じだったので。
ただスピンオフ作品の内容をどこまで公式設定として受け取っていいかは迷うところですけどね。

プロ麻雀せんべいが出てからというもの輝きまくっている文堂SEIKA。彼女にとってネタ的な意味での相方と言ってもいいような同校の池田先輩ですが、風越が、というか、池田を挟んでの文堂と池田三姉妹がかなりの逸材なので、池田家を中心とした風越は単品の作品にしてもいけそうな気がします。
いざとなれば池田四姉妹は、寝転ぶことによってポンごっことかカンごっことかもできてしまうし!

ふくすこは1巻も2巻も基本デートですよねあれ。さっさと福与健夜になってしまえよ。
ふくすこの他にも咲日和にしては珍しい、わかりやすい百合要素として受け取れるものとしては、冒頭のカラーページでのどっちのお弁当もういっこ分の愛の重さが不意打ちでした。

ときに135ページの枠外、竜華の人物紹介なんですけど。咲-Saki-のコミック・アニメ作品内において、竜華が千里山女子麻雀部の部長であることが明言されたのってさりげなく初めてじゃないですかね。アニメでやった範囲でも新部長うんぬんの話はありましたけど、あれはまだ部長になっていなかったときの場面ですし、さらにいえば怜一人が言ったことなので、三年になったとき本当にそうなるものかは不確定でしたので。

アニメの阿知賀編の続きは……いまだ予定すら明かされず。
コミックス派の時間は先鋒戦終了の時点で止まっております。
怜は果たしてこの先生きのこることができるのか……。
怜がきのこるには放送が必要なんです!
というか、続きがどこで流れるのかだけでも知りたいところですけどねぇ。
続きはWEBで、限定でも、それはそれで構わないので。
個人的にはできれば、どっかのテレビでもやって欲しいですけど。

こども麻雀クラブ解散後に阿知賀の麻雀部で待ってた玄ちゃんはこんな気持ちだったんだろうか。
放送されなくても、私は待ってる!

なにやら巷では、阿知賀編の続きを待ってすっかり待つ身になってしまった松実ブラザーズが、大量発生しているという噂があるのですが、本当でしょうか。

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2012年7月11日 (水)

[本]『咲-Saki-』10巻の感想

発売日からけっこう経ってるけど、『咲-Saki-』のコミックス10巻の感想だよっ!

10巻は宮守スペシャルでしたねえ。
宮守チームの魅力を高める場面がふんだんに用意されており、勢い余って熊倉トシさんの入浴シーンまであるという徹底ぶり。
出しちゃうかー、ついにそれをー。
果たしてあれは入浴中である必要があったのかどうか。10巻最大の謎であった。

こんなチープな言葉で言い表すと語弊がありますけれども、これだけの数の「萌えキャラ」をごく短いページ数でちゃんと萌えるように魅せてくるというのは、改めて立先生のキャラ作成能力は凄まじいものがあるなと思いました。
新しく出てくる人物がことごとく魅力的なおかげで好きキャラの浮気は必定必至。ゆえに、いったい自分は誰が好きなのか、わからなくなってきてしまったので、参考までにネットでキャラソートというものをやってみたのでした。
すると上位4人が同率1位で、怜と竜華と、霞さんと姫様でした。
なんというわかりやすさ。
あと塞ちゃんとハッちゃんも同順位だったという。

おい見ろよジョージ。
あれがこの国に蔓延るカプ厨ってやつらしいぜ?

いやはや、描かれるまでわからんもんです。
とにかく10巻は副将戦で描かれる、塞ちゃんのハッちゃんに対する「ガン飛ばし直取り攻め」がたまらなくてですね……。
副将戦は、もはやどんなオカルト能力の前でもブレることがなさそうでほぼ完成形になりつつある、オカルトよりもオカルトな打ち手と進化してしまったデジタル雀士の原村さんや、お姉ちゃん大好きっ子で素直なところがほっこりする癒し系の愛宕妹もよかったんですけど。
相性のせいで力関係が一方的なのに、その事実を頑なに認めようとせず抗おうとするも、結局無駄な抵抗に終わってしまうハッちゃんが、塞ちゃんのペットっぽくて可愛いと思ったんです。
無力なくせに飼い主にやたら牙を剥く頭の悪い小型ペット系の難儀な可愛さよ。
というか、どう表現したら適切になるのかわからないものを今の自分は抱えています。塞初がいったいどういうカップリングなのか、ぜひとも有識者に意見をお聞きしたいところですね……。

ハッちゃんは普段はいつでも余裕しゃくしゃくで誰のことも舐めてかかっているような態度の最上級生だけれど、能力を封じてしまえばただの駄々っ子でしかなかったという。
そんな素のハッちゃんを引き出したのが塞ちゃんの能力でしたが、あの能力って片眼鏡の効果なんですかねぇ。
でもそこまで強力な効果のマジカルアイテムを試合に持ち込むのはまずいと思いますし、あの片眼鏡はただの能力感知アイテム(能力発動を感知すると曇るとか)であって、塞ぐ能力に関しては本人のものだったりするんでしょうか?

知らんけど、塞ちゃんはなんだかだいぶ良い方向に初期の印象を裏切られました。口調は軽いのか重いのか変なのかわからない絶妙なところで。宮守の中では一番喜怒哀楽が(過不足ないという意味で)しっかりした子っぽく、性格的にもさっぱりしていてムードメーカーになれる明るさを持っている様子。
なので、友達になりたい系女子としての印象がすこぶる良く。
もしも作品が違ったなら、主人公(シロ)に選ばれない方のヒロインぐらいにはなれそうな感じです。
おっ、それは人気ポジションですね!

対局前にエトペンを蹴ったあとの態度や対局後の物腰など、愛宕妹は性格よさそうですね~。
いやまあ、エトペンを全力で蹴りとばす時点で大問題なんですけど。
大好きな姉に信頼されている末原先輩に素直に憧れてしまうところなんか、たまらなく純粋で愛宕姉の嫁候補じゃないですか。

で、件の末原先輩はというと、色々と頑張っていることは伝わってくるので好感は持てるんですけど、本人が不安がっている通り、大将戦のあのメンツの中でやるのはしんどいですよねぇ。
それはさておき。
回想の中での愛宕妹に対して末原先輩、なんか妙に優しくなかったですか?。
なんやかんやあっても、漫ちゃんを特別目に掛けていることは疑いようもないですし。
そしてゆーこちゃんには特に何もなかったと記憶しているんですが。
もしかして末原先輩って、巨乳ちゃんにだけ優しいとか、ないですかねぇ……。
あるいはさらに「年下の」巨乳ちゃんにだけ優しいとか……。
漫ちゃんのデコに末って書くぐらいですし、好みの娘は片っ端からツバをつけている印象。
やだ末原先輩サイテー……(誤)。

独特な空気を纏っている人物だらけの宮守女子において、最も異質な姉帯さんは本当にでかいですね。
座高だけで胡桃ちゃんの全長ぐらいありそうなのに加えて、複数の強力な能力を持っていて、さらには亜熱帯出身なのかとなんとなく思っていたら、普通に岩手だったという。
それにしても見た目の重さに反して口がちょう軽くて対局中にも逐一喋るので、宮守麻雀部の部活中に胡桃ちゃんから注意されなかったのだろうかと思ったけれど、宮守の部活は楽しく喋りながらやるのが普通だったのかもしれませんね。
少なくとも麻雀素人だったエイスリンが入ってるときは、教えながらやっていたんでしょうし。

それはそれとして霞さんじゅうななさいだ!!!
いずれ劣らぬ美少女揃いの永水女子にあって、お気に入りの美少女をひたすら甘やかしそうな雰囲気を持ったダダ甘美女が大好物な人たちにはたまらないであろうそのおばさ……お姉さん臭。
どうやら霞さんは分家の中では最も姫様に近い血の持ち主らしく、学年がひとつ違うにもかかわらず姫様とは「霞ちゃん」「小蒔ちゃん」と呼び合う仲のようです。霞さんと話すときの姫様が普段どういう口調なのかはまだわからないですけど、たとえば丁寧語だったなら、恋人ほどに近しい仲の年上に対して丁寧語+ちゃん付けってかなり美味しいポイントだと思うのですよね。
残念ながら自分でもまだ曖昧な萌えポイントなので具体例は挙げられないんですが、いずれ百年後ぐらいにでもどこかでわかっていただけるんじゃないかと思います。

ところで姫様もメロンですけど霞さんはスイカなので、和了時には自慢の果物で牌を隠してしまっていますね。
牌を隠す。まさに神隠しならぬパイ隠しである。
おあとがよろしいふんふむ。

ちなみに全国二回戦の結果については、ネットでうっかりネタバレを見てしまったので、なんとなく知ってはおります。
どのチームも魅力的であるがゆえに、どこが敗退するにしてもある程度残念な気持ちになってしまうことは致し方ないことです。
とはいえ清澄を除いた二回戦出場チームが団体戦の試合に出るのは恐らく次の準決勝までかと。
仮に決勝まで行ったとすると清澄と共に三連続で同チームが描かれることになるため、出番を公平に……というわけではないにしても、準決勝でも新たなチームが二組登場することを考慮すれば、それは考えにくいことかなと思います。新たなチームもまたきっと、魅力的に描かれるのでしょうし。
なので二回戦を突破したか否かの違いは、あと一試合出るか出ないかの違いだけだと考えると、本当に問題なのは、今後、試合以外での出番があるかどうか、です。
Sakiという作品は、あるチームあるいはカップリングだけでスピンオフ作品を描いて欲しいと思うようなところが、いくつもありますからね……。
ときどき誰かにスポットが当てられて美味しいお話が描かれる番外編はすでにファンからの要望の激戦区でしょうから、数が多すぎてその全員が描かれることにはちょっと期待できないと思われます。

もったいないお化けが出るぞ――!

そろそろ番外編のみで連載しても大丈夫なぐらい下地ができてますよねえ。
改めて考えるとそれが咲日和なのかな、とも思いますけど。

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2012年3月25日 (日)

[本]『咲-Saki-』(9)と『阿知賀編』(1)と『咲日和』(1)

『咲-Saki-』の9巻と『咲-Saki-阿知賀編』の1巻と『咲日和』の1巻を買ってきましたぞ!
いずれも咲ちゃんの出番が少ないのはしょうがないですね。
いずれのタイトルにも名前が入っているように見えるのはきっと気のせいです。

さて『咲-Saki-』の9巻といえば、永水女子の姫様の本気が見られるというので非常に楽しみにしていた一冊でもあります。
そんなわけでまずは姫様を目当てに読みました。
全力以上を出した姫様はやっぱり可愛い! ……だけだった件。
おおお。なんで先鋒なのかと思っていたらムラっ気があるのね!
そして永水女子のみなさんのマイナス予想がひどい。

狩宿巴「3万点差くらいは」
ハッち「6万点差でも」
霞さん「9万点差になったら」
はるる「トバされなければなんでもいい」

このブログの管理人は頑張る姫様を応援しています。

これまで永水女子のマスコットはハッさんだと思っていたがそんなことはなかったぜ。
寝てるだけで可愛い姫様はやはり二種類の意味でメンバーに可愛がられているようだ。
基本的にはダメな子として見られているという……。

ところで意外にも狩宿の巴さんはその普通ぶりが魅力的でありました。試合での活躍はまったく描かれませんでしたけど、少ないコマでもなんとなくいい雰囲気を醸し出す、美女と言って差し支えない佇まい。さすが永水女子はレベルが高い。
はるるだって点数こそパッとしませんでしたけど、カードゲームなんかだったら相当イヤな能力を有したカードですよね。はるるがいなかったら部長無双だったでしょうし。
中堅戦は、総合力では牌にツッコむ関西人が一番高そうですが、相性としては部長にかなわない印象。その部長に対して相性が良かったのがはるるという感じで、胡桃ちゃんはなんだろう。
さすがに化け物が集まる全国大会となると、個々の単純な強弱というよりは、相性で勝負が決まるみたいな感じですね。エイスリンちゃんあれだけシロに想われておきながら試合ではまったくいいところなかったですけど、頂上決戦以外の試合のパワーバランスが保たれるのでその仕組みはとても好ましく思えます。

見た目の異質さに反して中身がミーハーな姉帯さんとか、とにかく色々と詰め込まれている全国大会ですけれども、色々ありすぎてちょっとコメントしきれない。
とりあえず咲ちゃんの発言に対してノリツッコミ的にツッコんでビビらせる原村さんは、出番の少ない想い人の可愛い反応を見たいからってそんなにいじめんといてあげてください。
清澄の人ちょーウケるね。

『咲-Saki-阿知賀編』はびっくりするほどとんとん拍子で進むので驚いた次第。
小学六年生から始まって高一の全国大会への出場が決まるまでって、本編だったら7巻ぐらい使っててもおかしくないところが1巻に収められているわけですから、ひとつの場面にいろいろ詰め込んでいる本編と比べるとずいぶん淡白な印象でした。
きっと本編の全国大会に合わせる形なんだろうと思うので、全国までは早く進めざるを得ず、それゆえ駆け足展開なのだとは思いますが。
ということは全国大会の決勝は、清澄、白糸台、阿知賀女子、臨海女子、の四校で決まりってことなんですかね?(臨海女子は微妙かな……)

本編の全国大会の清澄って、もしかしたら団体戦では敗退して個人戦で宮永姉妹の対決が描かれるのかなぁ、などとも思っていたんですけど、そうすると阿知賀女子を駆け足で全国に進出させる意味がなくなっちゃうんですよね。
チームで戦いたいがために個人戦にもエントリーしていないわけですし、阿知賀編の駆け足具合は恐らく千里山女子戦に絞ってじっくり描くためのものだと自分は考えます。
阿知賀編で千里山女子戦をじっくり描いて勝利後「私たちの戦いはこれからだ」で幕を引き、そのタイミングで本編には阿知賀メンバーが本格的に登場すると。まあそれなりに前後はするでしょうが。
コミックスの範囲ではまだ試合らしい試合が描かれていない阿知賀編で、実質初めてにして最後の戦いとなるであろう千里山女子戦で敗退してしまうというのはあんまりですし、恐らく結果的には勝利するものだと考えられます。
そう考えると、すでに清澄が負けている場合は清澄なしの決勝戦に挑むことになり、和と再会および再戦するという阿知賀編の目的のひとつがなくなってしまうのでかなりアレですし、つまり清澄は決勝に進出しなければならないと。

いや、それぞれの連載がいまどの辺りまで進んでいるのかを知らないので、まったく的外れなことを書いているかもしれないですし、自分の予想なんて心底どうでもいいことなのですが。
あれ、試合描かれなくていいの? と思ったので驚きのあまりつい。
まったく予想だにしなかった展開になるというのも、それはそれでよろしいと思いますね。

あとそうそう。
冒頭にて、フリフリの服を着ていることについての小学生原村さんの一言。
「これは私の趣味です…。それも非常にマイノリティーな…」
自覚あったんだ……!
や、というかあの世界の私服は問題視されないものだとてっきり。

『咲日和』において、お笑い担当としての龍門渕家族の安定感。
どこからでもボケを投げられる優秀な人材揃いですが、いいのかおまえらそれで。

本編の真面目なお話とはほぼ無縁の作風ですけど、これはこれでいいものですね。
深堀さんがまともに会話するような非日常系日常系Sakiとして楽しめます。
さりげなく本編では見られない私服の数々も見所か。
大変、国広くんが露出してないの!

ちなみに本の下を見るとカマボコがいます。
書店で見たときには一瞬汚れかと思ってしまった失礼な自分。

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2011年6月 4日 (土)

シュタインズ・ゲート 円環連鎖のウロボロス

アニメのシュタインズゲートが気に入った上に、第9話の引きがめちゃくちゃかっこよくて痺れたので、原作への興味が俄然高まって、小説版である『円環連鎖のウロボロス』を全二冊購入。
XBOX360ユーザーなのにどうして原作ゲームじゃないのかって?
それはね。アドベンチャーゲームが苦手っていうのもあるんだけど、たまたま本で小説が読みたい気分だったからなんだ。購入前に調べたら、小説版の評判も上々だったのでね。

ただ、この選択には懸念もあった。
なにしろ自分は小説を読むのがとても遅く、期待して買った小説であっても読み終えることはほとんどないという、買っただけで満足してしまうような人間だからだ。もったいない。
そして件の小説といえば、二冊合わせて約1500ページという大ボリューム。通常の文庫本なら五冊ぐらいになるページ数であり、通常の文庫本を一冊読むのも大変な自分は、仮にちびちび読み進められたとしても、果たして読み終えられる日など来るのだろうかと、遠い目をしてしまうようなページ数である。一冊が重い。物理的な意味で。

とはいえさすがの自分でも一度も開かないまま放置ということは無いので、とりあえず一冊目を開いて、序盤だけでも読んでみることにした。
二冊目を読了したのは、それから三日目のことである。

信じられない。まさかの読了。
1500ページを、あの自分が、たった三日で、驚異的なスピード……!
あまりにも熱中していて、ページを焼くような熱視線が止められなかった。
面白いと感じた小説はこれまでいくつもあったけれど、これほどまでに時間を忘れて、疲れを感じることもなしに読みふけった小説は初めてかもしれない。
地の文は主人公の一人称。そして2ch的な言い回しがよく出てくるところが肌に合ったというのもあって、非常に読みやすかった。
題材が題材なので科学的な難しい話が多数出てくるけれど、その話があった直後に噛み砕いてわかりやすく説明してくれる部分がちゃんと用意されているので、長考によってページを繰る指を止めてしまうような理解しにくい場面がほとんどなく、ノンストップで読み進められる。ゆえに休憩をとることも忘れて一気に読んでしまう。その結果が自分である。すごい。シュタゲすごい。

小説版は原作ゲームとは展開がところどころ違うとの話なので、この本だけでシュタインズゲートという作品を語るのはやめておいた方がいいみたいだけど。
原作を知らずとも、この本を読むだけで極上の時間を味わえた人物がいたというのは、紛れもない事実。

約1500ページを一気に読まされた感動と興奮。
これに映像と音の演出が加わるとどうなるものか。
ああ……つぎはダブルパックだ……。という気分であります。

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2010年2月 2日 (火)

ラブじゃんを手に入れた時点での感想

咲-Saki-のラブじゃんは本当に発売されたのですね。
三度ぐらい延期したのかな?
発売日が近付くたびに、もうすぐ手に入る! と楽しみにしていたら、まるで成長期の子供の身長のようにグングン延びて。
今回も延びるだろうなあ、と思ってあんまりチェックしてなかったのですけれども、なんと本当に発売になられましたですよ。
なに? なんなの? 追うと逃げるの?

というわけでようやく購入できたわけです。

咲-Saki-及び麻雀のガイドブックである本書の中身は、軽く小説も付いていて文字量が多めなため、読了するまでには時間がかかると思われますが、ざっと見たところ、設定資料集としての価値もほんのりありそうな内容ですな。
清澄高校麻雀部の部室は旧校舎の屋根裏にある、っていう情報は原作コミックスでもあったけれど、旧校舎が三階建てという情報はなかったはず。

もちろん、知ってどうするという情報ばかりではなくてですね。
清澄、龍門渕、風越、鶴賀の各部員の誕生日も明かされています。
ただし風越と鶴賀は、どういうわけか二人ずつのみとなっております。
みはるんぐらいはあってもよかったような気が……。
あと誕生日だったらカマボコが一番知りたかった、というか確認したかったな~、なんて。

他にも身長や3サイズも書かれておりまして。
3サイズの例:
染谷まこ 普通・普通・普通
天江衣 小さい・小さい・小さい

すごく大雑把……!

でもちょっと安心したような……。
というのも、正確な数値でわかってしまうとどうしてもしっくりこない数で表されると思うので。
例えばのどっちだったら、B98とか、常識的(?)なサイズで控えめに表記されそうだなぁ、と。
でもあれはB110ぐらいはあるよねぇ、って話なので「すごく大きい」で表記されているのはなかなか悪くないかと思いました。

ちなみに自分は大きいBは大好きなのですが、咲-Saki-で一番好きなのは「小さい」咲ちゃんです。
とくにかわいいと思う子は、なぜかいつも小さめなんだ……。

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2009年2月27日 (金)

『白い花の舞い散る時間』を読んだ感想

※コバルト文庫『白い花の舞い散る時間』について若干ネタバレしてるかも。

買ってから四年近く積んでいたコバルト文庫『白い花の舞い散る時間』(友桐 夏)をようやく読んだので感想を書いてみる。

序盤のあらすじとしては――
ネット上のチャットだけで関わりを持っていた気心のしれた五人の少女は、一人の提案により初めて実際に会うこととなる。
ただし、それぞれの余計な情報を知ってしまうことでその後チャットで気まずくなることを避けるため、誰が誰であるかわからないように偽名を使って正体は明かさないようにしようというルールが設けられる。
そして少女たちは、人里離れた古い洋館で五日間を共に過ごすことになった。
――という話で始まって最後まで舞台は洋館なので、物語はほとんどこの女子グループのみで進められることになる。
主な登場人物が女子のみとなればどうしても百合的な話を期待してしまうわけで、そのあたりにもちょっとだけ期待しながら読んでいたわけなのだが、結論からいえば、百合小説とは呼びにくいが百合要素はある、といったところ。

序盤の話の軸となる「誰が誰なのか」という謎の最も大きな部分は終盤にたった二行で明かされてしまうため、最終的にはあまり重要でない要素だったように思える。あくまで序盤から中盤にかけての話を面白くするための要素なのかも。
なのでこの作品の話の軸は、登場人物の複雑な生まれと、複雑な家庭環境と、歪んだ姉妹愛……かな?
ただ、少女たちはそれぞれ重たい事情を抱えており、それぞれがそのことに気付いているため、会って事情を話しあって少しでも気を楽にして、そしてそんな事情を知ることによってその後のチャットに悪影響を及ぼさないようにするという目的で偽名ルールが採用されているから「誰が誰なのか」が必要ないとはいえないだろうけど。

ジャンルとしてはミステリーとのことで、ミステリーな本のミステリー部分についてあまりネタバレするのはまずいだろうと思うので、ここでは主に百合についてぐらいしか語らない。正直、複雑な話だったので語れないというのもある。
まあ、ミステリーっていうか30%ぐらいはホラーもしくはサスペンスという印象だったが……。
描写が細かく比喩表現も豊かなので、単純に文は魅力的だった。

さて、全体的に見れば百合要素は少なめのこの作品ではあるが、話の根幹部分には若干百合的な要素が絡んでいるので、一応そのあたりにも注目していたほうが話がわかりやすくなる……かもしれない。
で、その話に関わってくる百合要素だが、今作の主な語り手となる深月(みづき)の、伶沙(れいさ)という人物に対する見方が以下のような書かれ方をしている。

[引用1]

 風を受けて彼女のシャツの裾がまくれあがり、なめらかそうな背中が半分あらわになった。縦に一直線に走ったくぼみが妙になまめかしかった。

[引用2]

 深月は彼女の剥き出しの太腿を見て、同性ながらどぎまぎしていた。

[引用3]

 きれいな腕。しなやかで透明感があって、白磁のマリア像みたいだ。この潔癖そうな手で、彼女はこれまでになにをしてきたんだろ。これからなにをするつもりかしら。

この他にもこの作品は、全編に渡って人物の外見や動作が丁寧に描写されていて充実していることもあってか、深月が伶沙に特別な興味を抱いているということがひしひしと感じられたので(他の人物に対してはこのような見方はされていなかったと記憶している)、これは百合の匂いが……! などと思っていたら、中盤、男性よりも伶沙のような女性に恋をするのかというような質問を深月がされる場面ではきっぱり否定してしまったので、おや? 百合じゃないのか……とそのときは思った。しかし最終的には、たしかに恋愛感情ではないらしいもののそれ以上の特別な気持ちは抱いていたというまさかのヤンデレ。
伶沙に対してだけ妙に色気を出して見ているような……と個人的に気になっていた上記の引用部分などがわりと重要な伏線だったようで、ずいぶん細かい仕掛けを用意しているんだなぁと思った。

もしも伶沙が百合っ娘であったならきっとこの作品はハッピーエンドで終わっていたのだろうけど、惜しむらくは……。
すっきり終わる作品ではないけれど、中盤までの明るいガールズライフや適度な緊張感。それに、気心がしれているはずなのに最初から疑って見ざるを得ない人物たちの特殊で不安定な距離感は全員に裏があることを感じさせて、読み手も疑いながら、これからどうなるのだろうと楽しく読める良い作品だったと思う。

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