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2014年3月 5日 (水)

アイカツ!第71話『キラめきはアクエリアス』の感想

いきなり個性の薄さに悩んでいる後輩の相談から始まったので、うっかりすると一部の登場人物に絡めた強烈な自虐ネタになりかねないところでしたが、このところ勢いが出て来ている感のあるこの作品では前回のドリアカ回も個性の描き方に関してはかなり良かったですし、なんだかんだで全キャラ立ててくるのはさすがだなーと思うわけです。

今回は二期の始め以来長らくおあずけとなっていたあおいちゃんの星座ドレス回。
あおいちゃんメインのお話なだけでなく、ドリームアカデミーの四人が全く出ないというとても珍しい回となりました。

相談相手として頼りになる先輩だと、後輩に人気があるらしいあおいちゃん。
アイドル好きが高じて下級生の隅々までチェックしているのか、相談してきたその子の得意分野を考慮しつつアドバイスできるところはさながら歩くアイドル図鑑といったところ。
やっぱり相談相手として最もわかりやすい表現で有効なアドバイスをもらえそうなのはあおいちゃんだと思いますし、そういう意味での人気があるのは必然でしょうね。
いちごちゃんやおとめちゃんが相手だと相談してもアドバイスに崖、ランニング、スイーツあたりのワードが入ってきそうなので命と体力とカロリーが心配ですし、そもそも聞き手に才能がないと言わんとしていることが理解できるかどうかもあやしいところ。
蘭ちゃんだと活動がモデル特化なので参考にできる子は限られたり、他の先輩に相談するならジョニーに聞いた方が早そうだったり?
なんて、まあ消去法というよりは、相談相手として周りと比較にならないほど稀有な才能を有しているのがあおいちゃんということでしょうか。

常に周りを冷静に観察できる一方、自己評価が低く、自分が絡むことはなんでも引き気味の考え方になってしまう。
その例のひとつとして、前回のスターライトクイーンカップの回想がありました。
決勝まで進んでおきながらあおいちゃんはなぜおとめちゃんに負けてしまったのか?
その理由には、なるほどーという感じでしたね。
恐らくあおいちゃんはそのまま優勝できるだけの力は持っていたのでしょうけれど。
目の前のことだけでなく色々と余計なことも考えてしまうあおいちゃんは、おとめちゃんがスターライトクイーンになったときのことを想像し、その未来がスターライト学園にもたらすメリットについて考えてしまった。その結果、おとめちゃんよりも自分の評価が低いあおいちゃんは自分がクイーンになっている未来を推し切れなくて、気持ちで負けてしまった、というのが面白いなと。
無類のアイドル好きの弊害でしょうかね。
周りのアイドルの良いところばかり見すぎて、周りをみんな凄い人にしてしまい、相対的に自分が凄くない人になってしまうという。

でもそんなところがむしろ織姫学園長が特別視する理由なのかもしれず、自分よりも周りを見てしまう自己中心的に突っ走れない視野の広さが、学園の柱になるにふさわしい。トップアイドルとして学園を盛り上げるのではなく、自分だけでなく周りをも輝かせることができるところが、たぶん学園長の後継ぎとしてふさわしいと考えているんじゃないでしょうか。
あと単に人を育てたり動かしたりするだけでなく、信頼が厚いところも大きなポイントでしょう。
これは霧矢学園長の誕生も近い……?

あおいちゃんは幅広く活躍できそうな子なので進路は引く手数多でしょうが、一番いいのはいちごちゃんに永久就職することだと思いますね。
あ、蘭ちゃんでもいいですよ。

普段は目立たないけれど、なくてはならない水のような存在と形容されたあおいちゃん。
星座の名前がお話に絡んできたのも地味に初めてのような気がします。
とはいえあおいちゃんの星座はみずがめ座なので正確には水そのものじゃないんですけど。
水のような存在というよりは、何でも入ってる鞄のような存在でもありますね。
あと山ではいちあお水入らずでした。
んーもう水だの魚だの。

かなり珍しいあおいちゃん単品での他の子との絡みが多数描かれた回でもありました。
あお蘭。
あおユリ。
あおおとさく。
あおかえ。

かえでちゃんだけ命令形っぽい。
おとさくだけ例外になりますけれども、一対一でのやりとりというのはそれぞれの相手に対する接し方が顕著に表れるので興味深い部分です。

この中でもやはり自分がドドドって感じだったのはあお蘭で、あおいちゃんを励ますためにえびポンのキーホルダーをくれようとする蘭ちゃんがガチ泣きしてるのがもう愛だなって。
泣くほど未練のある大事なものさえあげても惜しくないあおいちゃんへの穏やかじゃない気持ち。
というかあの美しき刃が情けない泣き顔を見せても平気という関係がすでに穏やかじゃない信頼関係であり、あお蘭好きは高熱にて溶解します。

公式が最大手。い、ち、あ、お。
このごろのいちあおは蘭ちゃんと共に描かれることが多いので、あまり二人きりでのぱんぱかぱーんが描かれることがないわけですが、珍しいことづくしの今回はひさびさに二人きりの時間が描かれました。

山ごもりを始めて一人っきりの夜。
うまくいかない心細さに星空を見上げて思わず「いちご……」と呟くあおいちゃん。
その呟きが絆を手繰り寄せたように、足りない物持参で登場するいちごちゃん。
色々用意するといえばいつもはあおいちゃんの役割ですけど、今回は完全にいちごちゃんが良妻ポジションでしたね。
魚が運んできた水が渇いた水瓶に注がれたわけです。
さて、愛で満たされた水瓶で溺れるのは果たしてどちらなのか。

この山の場面にて以前二人の間に生じた重要アイテムの話がありましたが、アメリカ行きの際にあおいちゃんから貰った手紙をいちごちゃんはずっと開けずに支えにしてきたそうで。
その用途と今回のあおいちゃんの反応からすると、あの手紙にはどうやら特別なことが書いてあるわけではなさそうです。
なのでもしかしたら今後も開けられない可能性すら出てきました。
あくまでもお守り代わりとして、もし銃撃を受けても手紙を胸ポケットに入れておいたから助かったぜ、みたいな使い方をされていかないでしょうけど命を救ってくれるとかはありそうでなくもなくもないわね。

それにしてもあの手紙には何が書いてあるのでしょうか。
すでにあらかた記入済みの婚姻届かな?
いちごがダメになったら私が養ってあげる! みたいな。

三期はいちごちゃんのヒモ生活で始まるとか。
それはそれであおいちゃんがよい顔してそうでよいですよいですよいよいよいよい。

映画化決定……!

観に行きたいけれど……!

行ける気がしない……!

劇場版公式サイトの絵かわいいですね……!

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