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2013年11月11日 (月)

アイカツ!第56話『恋のトップシークレット』の感想

サブタイトルからして恋バナ不可避の話だったので、いち蘭はともかくあおいちゃんに関しては過去の片思いにまた触れられるのかと思いましたが、そんなことはありませんでしたね。

一回目観ているときはビクビクしてお話が頭に入ってきませんでした。
いやあ、あんまり小心な視聴者をいじめないでいただきたい……。

だってそれぞれの恋愛観が語られる可能性の高い流れですよ?
今まであれだけ濃厚にいちあおしてたのに今になって、
「いつか素敵な『男の子』と恋がしてみたいな☆」
なんてセリフが出たらうわあああ(らいちから転げ落ちる)ってなもんですよ。

しかしそのあたりは配慮されているのか、恋愛対象の性別が限定されるような言葉は使われていませんでしたね。いちごちゃんが思い浮かべた理想の恋愛関係=星宮夫婦のイメージの影響で、視聴者も自然と男女のイメージに誘導はされるでしょうが、それはあくまでただの印象なので問題ありませんし。

この作品のメインターゲットとなる女児の中にも、少数とはいえ、女の子好きな女の子がいる可能性は十分にあるのですから、作中のアイドルの恋愛対象の性別を限定しなかったことは、作り手側にそういう意図がなかったとしても、大きな配慮だと評価していいと思います。
普通の女児向けアニメだったら適度な男女恋愛はむしろ好ましい要素になるのでしょうが、この作品の場合は一期でそういう要素をほぼ排除していましたから、一期からずっと観ている層の見方はもう普通とは少し違っていると思うんですよね。
恋愛要素が絡まないことを期待している。または、普通とは違う恋愛を期待している。
そんな女児の夢を壊すことは得策ではないんじゃないかなと、思ったので。

まあもちろん自分は女児じゃないので、実際は視聴している女児の多くがドロドロの多角形男女恋愛模様を期待しているとかいう可能性もありますが……。
いずれにしてもそれはアイドルものでやることではないかと……。

作中のアイドルの恋愛については、今回織姫学園長の口からその考えが述べられました。
学園長個人としては、アイドルだって一人の人間なので恋愛は自由だと思っているし応援もするが、ただしそれにはリスクが伴うので、中途半端な気持ちの場合は推奨できない。
といった内容であり。
そのアイドルのファン層によっては、恋愛発覚後にアイドルを続けていくことが困難であることを、いちごちゃんたちに忠告しています。
つまり恋愛するならするで、離れていくファンのことは諦めるべきだし。
それが嫌なら隠し通すか、あるいは恋愛禁止を貫き通すか。

現実の昔のトップアイドルの中には、途中でいくら恋愛を繰り返しても、同時に歳を取っていったファンが変わらずに応援してくれているという人もいましたけど、そんなケースは例外中の例外でしょうし。
あるアイドルのバスツアーなんかは、直前にそのアイドルの結婚妊娠が発覚してしまって、参加者がお通夜ムードだったなんて話もありますし……。
どちらかといえば後者の方が、誰のイメージ的にもアイドルのそれに近いと思います。

つまり恋愛は、ごく一部の例外を除けば、少なくとも「アイドルとしての人気」にプラスになる要素ではないと言い切ってもよいでしょう。

作中でもらいちを想像してみるとわかりやすいですけど、たとえば今、仮に、あおいちゃんに彼氏ができたとしましょう。
すると、そのことを知ったらいちが大きなショックを受けて、髪をかきむしってのたうち回る姿が目に浮かびませんか?
その際は自分も、らいちのことを「ざまあwww」と笑いながら寝込みますね。

ちなみにあおいちゃんに「彼女」ができたら逆に元気になります。
相手がいちごちゃんでなくってもです。
真面目な話、恐らく現実のアイドルの恋愛でも、お相手が同性だったならばそれほど人気に影響は出ないんじゃないかと思うんです。
大多数の人の、恋愛は男女でするものだという思い込みのおかげもあって、言わなきゃバレっこないことだからか、自分が知る限りはそんなケース皆無ですけど。
もしその二人ともが人気アイドルだったとしたら、逆にアイドル人気にプラスになりそうな気さえします。
そしてファンが見るその二人の姿は、いわゆる行き過ぎた「友情」と何ら変わりないのですねー。

だからいちあおがそういう風に見えるんじゃないでしょうか。

ところで今回いちあお蘭の三人は、まだ恋をしていない、または、今は恋をしていない、ことを表明していましたが。
いちあおって恋愛感情じゃなかったのか、っていうわりとマジな驚き。
とはいえ、あお蘭はともかく、いちごちゃんは恋してても自覚なさそうですし、あお蘭の方は口から出る言葉が全て真実だとは限りませんから……。

という見方をすると、以下の場面が妙な感じに見えてきます。
いちあお蘭が部屋で語っているとき、

あおい「アイドルにとっては恋愛は一大事」
いちご「でも、いつか素敵な恋ができたらいいな。お父さんとママみたいな」

このあと三人はカメラ目線でにっこり。

あおい「恋か~」
蘭「あぁ」

カメラ目線でこれ以上ないほどスマイルなんです。
すごく作ってるっぽいですね!!!

作品には関係ないですけど最近自分が観てきた映画に、恋愛感情よりもさらに深い愛情で少女を見ている少女、という内容のものがありまして。
まあその、何が言いたいのかというと(察してください)。

わざわざスターライト学園に来て痴話喧嘩を始めるきいセイとか。
いくらイメージに合わないかもだからって「猫好き」は好印象にしかならんと思いますよ?
それはともかく、
そのやりとりに伴って、大変なものを見てしまった。

きい「ミャミャン、ミャミャミャミャン(キラキラしながら猫の真似)」

うわっ。
なにこの……なに?
この子ごく自然に破壊力出してきますね……。
あざといのにあざとくない……。

猫好きなセイラちゃんに、猫のきいちゃん。
これはもう野良猫もドン引きする相性の良さですわ。

年上だと思われるティアラ学園長のことをティアラと呼び捨てにしている涼川くん。
少なくとも知り合い以上ではありそうです。
まさかティアラ学園長が姉なんでしょうか?

結局ミスター・エスが追っていたのは恋愛関係ではなく、ドリームアカデミーがたった一年でここまで上り詰めたことに疑念を持って、その真実を暴こうとしている、ということみたいです。
こういう終わり方をしたということはそろそろ、未成年なのに大人び過ぎているあの人の本格的な再登場が近いのでしょうかねぇ。
スーツ姿似合いすぎ。

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