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2013年9月21日 (土)

アイカツ!第49話『輝きが向かう場所』の感想

いちごちゃん進路に悩むの巻、でしたね。

よくある学園ものとは違ってスターライト学園の生徒は、中学生でありながら全員がアイドルという「職」にすでに就いている特殊な環境。
さらにそこから、それぞれのやりたいことによって進路は枝分かれするわけで。
ナンバーワンアイドルを決めるスターライトクイーンカップはもちろん大事だけれど、優勝以外は負けである以上、むしろ優勝者が例外であり、彼女たちにとってはカップ後の方が大事であるといえます。
よってスターライトクイーンカップを間近に控えながらも、各アイドルはもう今後のことを考えて活動している様子。

あおいちゃんは映画の主演が決まって女優の道へ。
蘭ちゃんはスパイシーアゲハの専属モデルにこだわり、自身を高めながらオーディションを受け続けるつもりらしく。
その他の子もそれぞれ色々やっているようです。
そんな中でいちごちゃんは、活動がオールマイティーであるがゆえに方向を定めにくい立場であって、目的・目標がなければちょっとしたことでアイドルとしての軸がブレてしまいかねない。だから、何を目的にするのか改めて考える機会が必要だった、みたいな感じでしょうか。
歌って踊れて崖まで登れて大木も伐採できる弁当屋の娘となると、そりゃ何をやりたいかって悩みますわなあ。
自然のなりゆきに任せていたら、果たしてどんなアイドルになっていたことやら……。

それにしても、あおいちゃんが気合の入った映画の主演決定で、蘭ちゃんはまだスパアゲ専モデのオーディションを受けてもいない段階だとか。
蘭ちゃんはアイカツの大先輩なのに、この差はいったい……。
数ある有力者ではなく、特定の一人に認めてもらわなければならないのだから、蘭ちゃんの方がハードル高いのはわかりますけど。
そんな道を選んでしまう性質からして、人生の難易度高いなって思った。
いちあおがそばにいればピンチだって負けないとはいえ、それも含めて、難儀な性分ですわね。

そんな蘭ちゃんの太陽になりそこねたヒカリちゃんも見守るスターライトクイーンカップですが。
まだ劇中で使われていなかった美月ちゃんの曲が課題曲ということで、とても勝ち負けを争っているとは思えない、しっとりしたステージになりましたね。
穏やかな動きがプレミアムな勝負衣装7人分を映えさせて、さらに各自のアイドルオーラが出てきたあとはこれでもかというくらいキラキラで、もしもシューティングゲームだったならば処理落ちしてさらに動きがゆっくりになってしまいそうな画面内情報量でした。
表情の変化もいい具合に際立っていて、この先の3DCGステージはさらにすごいことになりそうだぞ、と感じられたのもよかったですね。

ちょっと気になったのは、勝ち負けを争う方法についてです。
今回は参加者は歌わないタイプのステージだったようですけど、最強のアイドルを決める戦いなのに、歌を競わないでいいんでしょうか?
というのと。
スペシャルアピールもなかったことが、かなり謎でした(とはいえ7人がそれぞれアピールをしたらそれだけで曲の大部分が終わっちゃいそうですけど)。
まあ、この作品のステ-ジが勝負としてわかりづらいのは序盤から続いていることなので、いまさら気にするようなところでもないんですけどね。
詰まるところ、勝ち負けに焦点を置いてないってことなんでしょう。

そんなこんなで、いちごちゃんサックリ勝利!

そして親友の勝利を喜ぶ殊勝なあおいちゃんに一期最終回の波が迫る。
――星宮、学園やめるってよ。
という話をかえでちゃんから初めて聞かされ、ショックを受けて声も出ないあおいちゃん……。
今回絶妙なタイミングでいちごちゃんからの話を遮ってしまっていたので、本人以外から聞く結果となってしまったわけですけど。
あおいちゃんは「穏やかじゃない」って言ってるときの方がかなり穏やかですな。

しかし学園を辞めるって、なぜ辞める必要があるんでしょうか?
長期間授業が受けられない状態になるからってことなら、そもそも長期間授業に出ない三ノ輪さんとかいう問題児がいまだに在籍してるんだから問題なさそうですが。
次回にはもしかしたらこの学園のナンバーワンアイドルになるかもしれない子が、その直後に辞めるとか、学園としては極めて大きな痛手じゃないですか。

アメリカから来たかえでちゃんに相談したことから考えると、たぶんいちごちゃんは海外に行こうとしていると考えるのが妥当な解釈でしょうね(もしくはアメリカのいくつかの州での結婚に関する話を聞きにいったとかは……ないけど)。
学園を辞める必要が本当にあるのかどうかはわかりませんが、さすがに中学生を辞めるわけではないでしょうから、そこは留学という形になるんでしょうか。
正直個人的には、いちごちゃんがこのままの流れでトップアイドルになってしまうというのはいまひとつ壁を超えた感がなく、説得力が足りないんじゃないかと感じていたので、真のトップアイドルになるために海外で修行して山を制覇してきたりすると、いい感じで人外の域に達するんじゃないかと思うので、この流れはなかなかいいんじゃないかと思いますね。

だけれども、その間、あおいちゃんが、いちご不足で荒れてしまって……。
嫌がる蘭ちゃんに……無理矢理いちごルックをさせる毎日とか……送りかねないです……。
なんだ……意外と……楽しそうじゃないか……。

今回のいちあおはまた濃厚ないちあおでした。

あおい「きっと生まれる前の約束を果たしているの」
いちご「こんな愛しい瞬間をふたりで」

君たち歌詞の復唱とはいえ、ムード満点な月光の下でよくそういうセリフが言えるね。

その他にもいちあおシーンがありました。
いちごちゃんが蘭ちゃんの部屋から帰ってきたとき、先に帰っていたあおいちゃんがそれまで座っていた自分のベッドからわざわざいちごちゃんのベッドに移動して隣で会話を始める場面もいちあおでしたし。
あおいちゃんのちょっとした書き置きをいまだにとっておいて引き出しに大事そうにしまっているのもさりげなくいちあおでした。

二人は蘭ちゃんとも仲良くしているから(というか蘭ちゃんがくっついてくるから)、それが周りに対してカモフラージュになってる感がありますけど、いい加減もう隠し切れないLOVEっぷりであります。
いちあおは小五の夏からの付き合いとなると、現在で約3年。
友人関係としては特別長い付き合いというほどではありませんが、交際期間3年以上と考えると、すでに何を済ませていてもおかしくない関係のような気がしてきませんか?
してきませんか。そうですか。

ただいちごちゃんが一時離れるとなると、寮に残されたあお蘭の仲が進みそうでもありますね。
あお蘭はあお蘭でお互い好き好きなので、進展するとうっかりゴールインしてしまいそうですけど。
いちごちゃんがいなくなったことであお蘭ともに寂しさで弱り果て、それどころじゃなくなる可能性も十二分に……。

うーん。
あおいちゃんが浮かない顔だと、蘭ちゃんがそうであるより気が滅入りますな。
慣れの問題でしょうか。
次回、しばらく離れるなら離れるで、いちごちゃんはプロポーズでもして安心させてから行ってくれるといいんですが。

3DCGによる歌って踊るシーンといえばプリティーリズムがライバル的な存在としてよく挙げられますけど、現在やっているレインボーライブを観ている限りでは、あっちはライブ中にもよくセリフなどを挟んできたりと、ライブ中にもシナリオを進めるシナリオ重視の作りになっているんですよね。
だからライブそのものがライブ前後のお話と密接につながっていて、それがライブの興奮にも直結するようになっているため、大興奮させられることもしばしばです。
ただその作りには難点もあって。ライブ中に色々挟むということは、振り付けと曲をある程度、どうしても犠牲にしてしまうことになるんですよね。

対してアイカツは、できる限りライブ中にセリフなどを挟まないようにしている印象があり、毎回振り付けと曲がほぼ丸々純粋に楽しめるようになっているので、ライブ単体で切り出すとアイカツの作りの方が完成度が高く感じられるのではないかと思います。
しかし前述した通り、シナリオを絡ませなければ得られない興奮もあり……。

どちらが好ましいかは難しいですね。場合による感じでしょうか。
お話にがっつり絡ませて欲しいときと、そうでないとき。
初披露となる曲はできればその他の要素なしで楽しみたいですけど、初披露だからこそお話に絡ませやすい流れだったりもしますし、やっぱり難しいですな。

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