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2013年8月19日 (月)

アイカツ!第44話『モア・ザン・トゥルー クライシス!』の感想

始まってすぐの一部の作画には思わず、うわぁ、となったものの、
終わってみれば満足という回でした。
ほんとこの作品わかんないわー。
不意打ちの専用エンディングがやたらかっこよかったですね。

スターライト学園にはほぼ関係ないバンドがメインのお話ということで、いちごちゃんたちはだいたい蚊帳の外でしたけど、最終的にはアイドル活動によって涼川くんとキングの友情の掛け橋になるなど、アイカツというタイトルっぽさは保たれていました。

イケメンが複数出てきても一切恋愛方面に持っていかないのがこの作品の徹底しているところ。
彼氏に気持ちが向かいすぎて女友達との友情が崩壊する、みたいな恐れがなくて安心です。
彼女に気持ちが向かいすぎて女友達との友情が崩壊する、なら個人的には構わないゾ☆

キングたんが想定外の面白キャラでしたねー。
しかし今回のお話は、単純そうでありながら、実はよく理解できていなかったりします。

人気バンド、モア・ザン・トゥルーに、以前から不満のあったメンバーが脱退を決めるというトラブルが発生。
そのメンバーであるキングの主張としては、前と同じようにナオ(涼川くん)が本当にやりたい曲をやっていきたいのに、前とは違う音楽ばかり作っているナオのことが気に入らないらしい。
ナオの音楽はバンドがプロデビュー後に売り上げが伸びてから変わってしまったようで、ナオはナオで、売れる曲を作らなければならないというプレッシャーを感じていた模様。
仲間内でもあまりそういうことは話さなかったらしく、ナオがいちごちゃんにこぼした本音を、隠れていたキングが聞くことによってお互いの本心を理解したようですが……。

それはいいとして、主にここからです。

ナオの本心を知りながらも、やはり自分はナオが本当にやりたい曲をやりたいと主張して、バンドに戻ることを拒むキング。
キングが拘っているのは。過去、路上で三人しか客がいないときにも、その人たちのために全力で演奏した、要は目の前にいる客のためにやるのが俺たちの本来のバンド活動であり、音楽性を曲げてまで商品の売り上げなんて出しても、いったい誰が喜んでいるんだよ? その客は本当にいるのかよ?
と、恐らくはそういう感じで、路上ライブから始まったバンドらしい感覚とでも表現したらいいのでしょうか。その場で直接返ってくる反応のみがキングが存在を感じられるファンのようです。
売り上げを重視して作った音楽を聞く人間をファンとして認識できない。だからそういう客を「見えない客」と表現したのでしょうかね。

しかしそれを聞いたいちごちゃんは、見えない客なんていないんじゃないかと、ソレイユのライブにキングたちを招待して、ライブをメッセージに代えて説明。
モアザンのメンバーはソレイユのライブで楽しむ人々を見て、たとえ目の前にいなくても、自分たちの音楽をこんなふうに楽しんでくれる人がいるんじゃないかと感じさせられる。

モアザンのライブでも楽しそうな人たちはたくさんいたと思いますけど、そこはバンカツとアイカツの違いか、何か感じられるものが違ったのかもしれません。
そして「目に見えない客なんていない。俺が見ていなかっただけなんだ」と納得するキング。
ようやく涼川くんとキングは仲直り。
熱く抱き合うモアザンメンバー(シュラト除く)。
これにてハッピーエンド……!

でもそれって根本的な解決にはなりませんよね?

売り上げのために音楽性を曲げてきた涼川くんの辛い立場は変わらないですし、
涼川くんの本当にやりたい曲をやりたいキングの希望も叶わぬまま。
ただ、今現在と同じ音楽でも喜んでくれるファンがいることが理解できただけで。
いずれまたキングの不満が噴出しそうな気がしますね……。
まあ、そのあたりはこれからメンバーで話し合って調整していくんでしょうけど。
ケンカしていた二人を仲直りさせるだけでなくさらに深い関係にするいちごちゃんマジキューピッド。

涼川くんが本来の曲作りをすればいいだけなんですけど、それができないから今回のような問題になったわけで。
なぜそれができないのかはわかりませんが、彼は何事も適切に判断できそうなクールな人物に見えて、実はけっこうな矛盾を抱えている人物なのかも。
まずバンド活動を始めたのは好きだからに違いないんでしょうけど、プロデビューして売れてしまってからは、本人にはコントロールできない「欲」が彼の心を苦しめたのではないでしょうか。
特に彼はリーダーですし、どうやら作詞作曲も手がけている、間違いなくバンドの中心です。ただでさえ背負っているものは大きいでしょう。
業界の多数の人間が関わるようになれば責任はさらに重くなって色々と制約がかかるため、趣味のようには自由にできない。ならばプロであることを辞めてしまえばいいのだけれど、趣味でやっていた頃では絶対に手の届かない環境などを手放すのが惜しくなっている……とかね?
いくら信念があっても捨てがたいものってあると思います。
そういった悩みを抱えているから、涼川くん本人も「中途半端」という自己評価をこぼしたのかもしれません。

プロになればできなくなることがあるのと同様に、
プロでなければできないことがあるんでしょうね。

いちごちゃんの口が堅いという事実が。
意外……というほどでもないですけど。
そしてその行動について全てを説明できるあおいちゃんはいちごちゃんのこと理解しすぎ。
暴食するのは、言いたいけど黙ってなきゃいけないことがあるとき、なんだとか

蘭「思ったことはすぐ口にしちゃうタイプかと思ってた」
あおい「案外口は堅いの」

二人ともさりげなくひどい。

まあでも、口に食べ物をひたすら詰め込んでまで必死に我慢しなければならないところを見ると、あながち間違ったイメージというわけでもなさそうですが。
就寝時すらベッドの中でもお菓子を詰め込むっていう。
おなかおかしくなりそうですが、大丈夫なんでしょうか。

王様の耳はロバの耳状態ですな。
キングの頭はニワトリのトサカでしたけど。

今回の3DCGステージの曲は「アイドル活動!」でした。
バンカツの話にアイカツをぶつけてきましたね。
これぞ対バンライブ(違う)。

ところで、ちゃおノベルズのアイカツを(モニターの中から出てこない幼い妹のために)買って読んだのですが、スペシャルアピールについて興味深いことがちょこっと書いてありました。

イリュージョン演出とされているスペシャルアピールは客視点からどう見えているか?

どうやら実際に空を飛んでいるように見えるようで、その状態でアピールの動作がおこなわれているみたいです。
もしかしたら背景もそのときだけ変わったりするのかも。
今後アニメならではの見せ方として、客視点でのスペシャルアピールがもし描かれることがあれば、なかなか味わい深い映像になりそうです。

次回予告。

次回は次回予告だけで穏やかじゃなさすぎる!!!
無いと思われていた水着回だなんて……。
温泉回未遂のときは温泉シーンがなくて逆にほっとしていた自分ですが、
オシャレとも関わりの深い水着となればアイカツの本文ともいえるので別である。

今から緊張を禁じえない。

なんと10月からの二期が決まったそうで……!
しかし話数に余裕があって進められたはずの、マスカレードなどの要素を、進めずに温存している感があったから、まだまだ続くのだろうなと思っていたので、実のところ驚きはほとんどないのであった。
いやいや、なんにせよめでたいことです。

公式情報が出てきたとはいえ、語るにはまだ気が早いかと思うんですけど。

次は星座をテーマにした星座ドレスとやらが出て来るそうで。
改めて各アイドルのプロフィールを見ると、
いちごちゃんは「うお座」で、
あおいちゃんが「みずがめ座」。

つまりこの二人は合わされば「水を得た魚」ということか。
これは相性バッチリなのもうなずけますね。
うんうん。
ちなみに蘭ちゃんは「しし座」です。
どう絡ませれば。

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