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2013年6月28日 (金)

アイカツ!第37話『太陽に向かって』の感想

蘭ちゃんはこれからどうなってしまうんだウオオオ……。
と、ハラハラして観始めた今回。
なんと今後の展開のポイントがオープニング直後のCMでネタバレされる。

早いだろ、いくらなんでも……!!!

安心はできましたが……。

なんというか。
トライスター編の最終話ともいえるシリアスな回であるはずなのに。
ジュエルペット並のカオスを感じたのは、
どうしてなんだぜ?
今回のお話をろくでもなく要約するとこうなります。

――――
蘭「いちあおが恋しすぎて生きるのが辛い……」

美月「もうおめーの席ねぇから」
蘭「やったー!」

【悲報】蘭ちゃん仕事バックレて好きな子とのライブに走る

いちあお「私たち結婚します!」
蘭「無職になったから養ってください!」
いちあお蘭「私たち結婚します!」

そのころ大阪のコンサート会場では。

熱心な蘭ファン「蘭ちゃん見に来たのにいないんだけど……?」

後日。

熱心な蘭ファン「ソレイユって何!? 結成ライブもうやったって、えっ!?」
――――

プロ意識が危篤なんです! すぐに帰ってきてください!
うーん。蘭ちゃんがトライスターから外れることが確定するタイミングはメールではなく、大阪のドームでのコンサートを終わらせたところで蘭ちゃんの脱退をその場で美月ちゃんがとつぜん発表、寝耳に水で驚く蘭ちゃんを優しく促しいちあおの元に向かわせる美月ちゃん、そして喜び急ぎ向かう蘭ちゃん、みたいな展開でもよかったような……。
自身のファンも来ているであろうコンサートを丸ごと放棄ですからねぇ。

しかも別の場所で別ユニット結成してお披露目ライブやってるっていう。
前代未聞のアイドルになっちまった!
いやまあ、もしかしたらコンサートの始めに挨拶だけしてから、いちあおのもとに急いだのかもしれないですけどね。

まさかプレッシャーや過労でやってけなくなるのではなくて、寂しさによってこうなるとは……。
寂しさだけじゃなく、色々重なったから、かもしれないですけど。
寂しい夜に枕を持っていちあおの部屋に来ちゃう場面もあった子ですし、それほど突飛な変化ではないけれども。
あれだけべったりだったんだから、そりゃあ説得力はありますわね……。
しかしさすがの美月ちゃんも蘭ちゃんがここまで寂しがりやだとは思わなかったんでしょう。いちあおにしか見せていなかったような部分ということもありますし。
単純にメンタルが弱いわけではなく、いちあおさえいればむしろ強い方だと思われるところがまた誤解を招くような……。

蘭ちゃんはプロ意識や責任感が強くあるはずの子なのに、仕事でミスをした直後、メンバーに謝りはすれども特に引きずることなく、笑顔でいちあおの現場に向かっていくその心理状態のやばさが今回のポイントだったように思えます。
いちあお以外のことを考えられなくなるぐらい余裕がなくなっていたということで。
暇さえあればいちあおのことを考えている、心ここにあらずっぷりがよく出ていて痛々しかった。

しかもその後、差し入れのスタミナジュースを作っているいちあおを思い浮かべたことで寂しさが増し、あろうことか机に突っ伏して泣くまでに至ってしまったところを美月ちゃんに目撃される始末。
これ以上いちあお分が不足したままだと蘭ちゃんが人として再起不能になる危険性があったから、やむをえずコンサート前に脱退を言い渡して、いちあおのところにSUN値直送したとかそういうアレでしょうか。
もうすでに幻覚を見てそうな段階というのがとてもアレですが、まだギリ間に合うとして。
さすがの美月ちゃんもメンバーを廃人にするほどの非情さはなかったか。
今回は美月ちゃんの人としての部分が目立っていましたね。
まるでいつも人じゃないみたいな言い方。

とにかく蘭ちゃんのやばさのノンストップぶりが特徴的な回でした。
ソレイユのイベント会場に乱入、かつそのまま加入とかもぶっ飛んでました。
これじゃしばらくは、夜もいちあお部屋で一緒に寝かせとかないと、泣き出したりするおそれが。
う、うつくしきやいば……。
いずれにしてもソレイユの活動でホテルに泊まったとき同じ部屋で寝るんでしょうけど。
個別の部屋を用意してもどうせ来ちゃうよね。
そんなにあまえんぼだとヒカリちゃんに笑われちゃうゾ♪
そういえば美月ちゃんの解雇メールに書いてあった、
「あなたには太陽のもとでかがやいてほしいから!」
っていう部分は、地下の太陽であるヒカリちゃんのもとに行け、とも受け取れるんですね。
まあありえない解釈ですけど。
……。

ほのぼの仲良しスポ根アイドルものから、熱血感動スポ根アイドルものへと。
作品の色を大きく変化させられる絶好のタイミングを作っておきながら、蘭ちゃんをいちあおと合流させるという、これまでとほぼ同じ状況に落ち着かせたのは、ご都合展開といえばそうでしょうが。
蘭ちゃんがいちあおから離れてしまうこれまでのお話は、自分にとってかなり辛い展開であったことが間違いなく。今回を観るまではだいぶへこんでおりました。
たぶん自分のような視聴者は多いと思われる(ソースは脳内)ので。
ひたすら明るい作品であるアイカツという作品においては、多少強引でも、この結果にするのが妥当なのかなーなんて思いましたね。
視聴者の望みにもある程度応える作りということで。
ただこの強引さだと、これまでずっとこの作品が好きだった人でもどうしても賛否両論あるでしょうけど、それについての擁護はできませんな。
ここ数話でシリアス成分がずいぶん育ってきたなーというところでほぼゼロにしたわけですから。
なんのためにやったの? という気持ちも少なからずあり。
ずいぶん思い切ったことをするものだなあと思いましたね。

ともあれ、いちあお蘭のユニットが完成して、三人の関係が安泰となったことは喜ばしいです。

それに、大きなオーディションを勝ち抜いて加入したトライスターからの早期脱退というのは、蘭ちゃんの評価に大きく影響する展開であり、お話を作る際、特に気をつけて扱わなければならない極めてデリケートな問題だったと思うんですよ。
なのでイメージの低下を恐れて無難な話にしてしまうと、場合によっては面白みがなくなり、マイナスなところばかりが目立つ話になりかねなかったのではないか、とも思うんです。
そんなところを、良くも悪くも突き抜けた内容にして。
蘭ちゃんのイメージを半端に落とすのではなく、美しき刃としてのイメージを完全粉砕したのは凄いと思います。

一人でも輝いていけると自負しておきながら、いちあおがいないと禁断症状が現れるだなんて……。
蘭ちゃん自身も、こんなことになるだなんて、思ってはいなかったでしょうね。
オーディションの面接などの際、口ではどう言っていたとしても、自分の心のすべてがわかる人なんていないと思いますし。
だからずいぶん進む方向を間違えてしまったけれど。
そのおかげで彼女は彼女にとっての太陽を見つけることができた。

トライスター脱退と同時に新ユニット加入、という行いが世間にどれだけ非難されるものであろうとも、自分にとって絶対必要だと確信したものを選び取ることへの迷いはすでになく。
これまでの紫吹蘭をぶち壊して、
これでようやく、彼女の土台は整ったといえるんじゃないかな。
心から歩みたい道を見つけた蘭ちゃんは、またこれから新たに始まっていくんでしょう。
誰かの夢に後から乗るのではなく、三人一緒に見る夢に向かって。

トライスター編は、蘭ちゃんが本当に大切なものを見つけるための迷いそのものであったのだと、思わなくもなくもないですね。

学園長によるいちあおユニット発表をテレビで見て、

りんご「素敵な知らせありがとう、織姫」

りんごさん学園長のやることすんなり受け入れてますな。
別に確執があるわけではないんでしょうか、この二人は。
うーん。この二人の関係がいまだにわからない。

いちあおユニット名発表直後、蘭ちゃんがステージ横から乱入。
走ってくる蘭をいちあおが抱きとめる。
ジョニー含むその場の人間は戸惑うも、学園長は容認。むしろ楽しんでいる様子。

決めたことは無理にでも進めていく人なのかと思っていたら。
意外となんでもいい人なんですね学園長……?

三人でライブ。ソレイユとして初めての共同作業です。
乱入してトライスター脱退報告しただけでなく、いつの間にかソレイユ入りしている蘭ちゃん。
そしてなぜか三人分用意されているソレイユ用衣装。

やっぱり学園長が追加メンバーとして入る予定だったのか……。
それはない……。

かえで「グレイト! 美月、見なくてもいいの? 蘭のステージ」
美月「見なくてもわかるわ。蘭は間違いなく輝いてる」

余裕のない子が抜けたことでツインスターもさわやかムード。
トライスターはもうこの二人だけでいいような気もしますけど。
そうするには、このユニット名の都合の悪さよ。
ユニット名にはメンバー構成に関わる語を入れるべきではないですね。
でないと、恋人の名前を入れたメールアドレスみたいなことになってしまいます。

次回予告。

ユニット問題を力技で片付けたらさっそくネタに走り出すアイカツとかいうアニメ。

着ぐるみ超かわいい。

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