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2012年12月の1件の記事

2012年12月 1日 (土)

[本]『咲-Saki-阿知賀編』4巻の感想

阿知賀編のコミックスも4巻になりますねっ。
アニメではまだまだ先だけれど、ついに次鋒戦と中堅戦が描かれております。
というわけで感想のようなものです。

ウィークリー麻雀TODAYの西田さんがえらい可愛くなってる件。特にカラーページの。
今までの言動も含めて見るとこれは、ダメなおねーさんという役所でちょろっと出番を増やしてみてもよろしいのでは!
と思ってしまうような萌えキャラ臭がするのですがいかがでしょうか。
その気になれば全ての選手と絡める立場にあるのでそっち方面でも美味しいですし。

西田さんは今のところ美少女の尻を追いかけるのが最も大事な仕事のように見えるので、その姿を見るたびやきもちを焼くB級高校生雀士とかどうですかね。親しくなった経緯は主に不可抗力で。なぜか行くところ行くところで偶然会って、ちょっとした出来事をきっかけに会話していくうちに、すっかり仲のいい近所のおねーさんみたいになってしまったとか。
どちらもヘタレっ娘ゆえに不可抗力でしか進展が期待できない奥ゆかしさがうんぬん。

準決勝先鋒戦が始まってから今まで、血も涙もない麻雀サイボーグ的なイメージで通っていたようなテルテルでしたが、意識的にやっていた営業スマイルはともかくとしても、先鋒戦終了時の言動では若干やわらかい性格が垣間見えました。
しかしあれはあの時点では真意が不明で、ただ様子がおかしいことに気付いただけという可能性もあったがゆえに、判断材料としては弱かったのですが。
ついにというかなんというか。
これまでの無慈悲なイメージは次のセリフで完全粉砕。

「売店でお菓子買ってきた」

SWEET(いとをかし)。
そのお菓子も自分のためだけじゃなくてみんなのために買ってきたであろうもので。
さらには尭深たんがお茶をいれてくれるので飲み食いに不自由なし。
バリバリの後輩である淡ちゃんが馴れ馴れしくまとわりついテルことから考えても、白糸台のチーム虎姫は実力だけで結成されて一緒にいるものではなく、とても仲良し(または仲良しになり始め)であることがうかがえます。

対局後に照が「千里山…」とつぶやいた怜の件も、ただ異変に気付いただけじゃなくて、のちに「千里山の人大丈夫かな……」って普通に心配してますからね。
カバー下ではっちゃけるおまけマンガも、白糸台に関しては作中に本当にあった出来事なんだろうなぁと納得してしまうほど違和感ありませんし。
作中でもありましたが、淡の頭部に歪められるほっぺたを気にもかけない照。
ぐいぐいきてるよてるてるあわい。
あの状態でまったく気にしていないとなると、より濃厚なスキンシップをされてもほとんど気にしない可能性があります。
具体的には「百合ヘッドバット」とか「百合ジャーマンスープレックス」とか「百合ひしぎ逆十字固め」とか。
ただし一度でも反応を引き出した瞬間、必殺の百合鉄拳で殴られる恐れが大星パーセントあります。

白糸台の面々がどういう性格をしているのかがわかってくるにつれて、その仲良しぶりが読者の錯覚や妄想でないことが証明されてきているわけなんですけど。
微笑ましいのはいいんですが、これは不安材料でもありますね。
なにしろその微笑ましさの中心にいる照は、Sakiという作品の主人公と極めてシリアスな事情で確執がなければならない人物であり、物語の根幹を担当する超重要ポジションです。
確執がある、つまり対立している一方が「どこから見ても良い娘」という立ち位置になってくると、もう一方が悪者みたいな立ち位置になってしまうわけで……。

とはいえそれはやや短絡的な考え方なので悪者というのは言い過ぎにしても、宮永姉妹の確執は妹に原因があるというのは作中でも示唆されているわけですし。ほとんどの問題は本当に咲ちゃんにあるのかもしれません。
あのほんわか姉に口も利いてもらえなくなるとか、いったい何があったというのか。
実は咲ちゃんは多くの読者の想像をはるかに超えた狂人なのでは……?
そんな可能性すら出てきました。
一見すると麻雀が強いだけのただの美少女に見えてしまうけれど、根っこの部分は常人の理解を完全に超えている。
最初からSakiを読んでいるのにどういう人物なのかいまだにつかめてない気がするのはそのせいだったりして。
ヤンデレの亜種の匂いもしますね……。
でもそれぐらいでこそ、この作品の主人公にふさわしいのでは、とも思います。

ただその方向だと咲和の成立があやしくなってきそうなのでそこだけイヤンですね。
まあ和の方もちょっと、マトモとは言い難い性格をしてますけど。類まれなる才能によって人格が歪んでいるというか。少なくとも打ち方はもう人間辞めてますし。

淡ちゃんによると、照はギギギーという能力も持っているそうです。
ギギギーというと、なんだかカタい扉を開けるような音のイメージですけど。
ギギギーというのが擬音語なのか擬態語なのかは不明ですが、音というのは人によって聞こえ方が違ったりもするものです。
たとえばコケコッコがクックドゥドゥルドゥーと聞こえてしまうような人だっていることですし、淡ちゃん以外の人にとってはギギギーなどとは表現しがたいものである可能性が十分にあります。
実はプピピーだったりするかもしれません。緊張感ねえな。

そのギギギーという能力は準決勝では出ませんでしたが、照いわく「今回の相手は手強くて…使いどころが難しかったから」という理由で使わなかったとのこと。
点数的に照無双だったのでそこまで手こずっている印象はありませんでしたが、改めて先の先鋒戦のメンツを思い返してみましょう。

一人は、ドラを全て抱え込む(他家はドラ入手不可)。
一人は、未来を読んでくる(直取りはほぼ不可能)。
一人は、強くはないが絶対にトバない(トバせそうなのでトバそうとしたら逆に長引いてしまう)。

わりとルールに制限かかってましたね……。
こんなゲームの縛りプレイみたいなメンツで打ちたくないよもー。
こういう特殊な状況下だと使いにくい能力なんでしょうか。

準決勝の次鋒戦ではなんとも不憫な泉ちゃん。
今日は安全な日だから大丈夫だよね……みたいな数々の死亡フラグが彼女を生贄に選んだのだ。
アニメの仮最終話時点で、倒れた先輩から後を託されるという熱い展開を背負いながらも活躍できるイメージが全くなかった泉ちゃんは、やっぱり的な扱いを受けております。
菫さんに痛めつけられる描写はやけに気合が入っているように感じられ。
まったく千里山の先鋒と次鋒はどっちも死にそうとかまったく……。

その代わり中堅のセーラがこれまでよりさらに頼もしく、いい先輩っぽさが滲み出ているところがよいですね。
どうやらふなきう調べだと、三年の選手は次の機会がもうなくて本気度が増したりするからなのか、本来の実力より少し強くなるらしいです。

期待されながら全く活躍できなかった一部三年生の立場がない。

宥姉に抱きついて安心と発育を得ようとする憧ちゃんほんのり弱くてかわいい。
なんとなく自分の可愛さを自覚していそうな印象を受ける娘ですけど、実はあまり自信がなかったりしそうな感じが出ている特徴的な場面だと感じました。
別に小さいほうではないというのに、胸ももう少し欲しいらしい。
すっかり時の人になってしまった旧友が作中においても美少女扱いであり、加えて随一の大きさを誇っているからでしょうか。
試合中の計算力で劣等感を抱いているような場面もあったことですし、あらゆる面で意識している感がありますね。
クール極まった原村さんほどの徹底した計算人間にはなりきれないものの、そのおかげで感情に頼る部分があるところが魅力的なのではないでしょうか。真正面から気持ちをぶつけてくるセーラとの打ち合いでは憧ちゃんの熱い部分が際立ちますね。

ドラゴン復活の儀式もさることながら、シャープシューターへの大変有効な対策、および渋谷尭深の法則解明。
4巻はハルエが活躍しすぎて気持ち悪い!(ひどい)
準決勝先鋒戦まではいてもいなくても変わらない無能監督状態だったというのに、先鋒戦終了後からはまるで人が変わってしまったかのような有能ぶり。
さては貴様ハルエの皮をかぶったハルちゃんだな。

憧「白糸台の渋谷尭深――メガネの人」
玄「ちょっとおもちの子だね!」

ドラゴン復活の儀式でハルエに涙目にされながらも、チェックしていた娘の話題にはホイホイ食いつく玄ちゃんである。そんなに好きなのか。
この様子だと玄ちゃんの部屋には巨乳美少女のタペストリーやフィギュアなどが飾ってありそうです。その他にも写真集やDVD、ギャルゲーなどもあったりするかもしれません。果ては究極の美の追求のために自分で巨乳美少女フィギュアを作っている可能性もわずかながら……。
阿知賀チームは松実姉妹を除けば大きい女子がいないので、そこんところは彼女にとって大変残念な部分なのだと思われます。
きっと永水女子なら玄ちゃんにとってパラダイスでしょう。

翌年、永水女子の大将として、しれっと大会に出ている玄ちゃんの姿が目撃され。
「一番大きいおもちの人が卒業してしまって胸が苦しい。私を養女にして欲しい」
などと供述しているという。

牧場物語ハーベストタイム……。

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