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2012年6月27日 (水)

[アニメ]咲-Saki-阿知賀編第11話『決意』の感想

引き続き難儀な準決勝先鋒戦ですが、卓が三麻やってて玄ちゃんが辛い。

荒ぶっ照の下家の煌さんがポンしまくることにより、照に牌を引かせることなく怜のツモ番がきて手牌が揃ってくる。
怜の能力によって鳴きやすくなっているというのもあるけれど、煌の狙いもただ照の親番を流すことにあるらしく、怜と煌の二人は紛れもない共闘の形で打っていく。
闘志によって結ばれた関係が熱いですね。
もう一息や、パワーをコーツに!
いいですとも!

玄ちゃんがなかまになりたそうにこちらをみている!

無理をした甲斐あって、怜がツモ和了。
照の親番を流せたことを喜ぶ千里山チームだったが。
しかし竜華だけは浮かない顔で、怜が無理をして二巡先を視ているのではないかと感付いていた。
これは間違いなく愛する者ならではの直感ですね……。
ずっと心配そうな竜華がなんだか怜専用のマネージャーみたいに見えてきました。

とにかく流すことが目的ゆえ、あと一枚でトイトイ和了だった煌にアガってもらっても構わなかった怜は、煌を見て「悪いな新道寺。その牌がわからんかった」と心中で呟く。
そんな怜と目線を交わし、同じく心中にて「いいってことですよ。すばらです」と、残った一枚を伏せる煌。
気遣いなど無用。今はただ、二人の敵を打ち倒すのみ。
卓上にて芽生えるすばらな友情ですよもー。

玄ちゃんがなかまになりたそうにこちらをみている!

ようやく後半戦も終わりに近づくも、怜の体は衰弱しており、牌を持つことすら苦労する有様。無理が祟って一巡先も視えなくなって、肩で息をする怜はついに振り込んでしまう。
リーチをしていない状態で振り込むのは、怜の公式試合の記録では初めてとのこと。
「竜華……もう、アカン……かも」
心身ともに弱り果ててしまう怜の視界はブラックアウト。

そしてもう何度目になるのか千里山の回想でー。

怜の体調を最優先に考えるプランで行なわれる合宿。その中で料理をする竜華があまりにも献身的美少女なので、卒業後の進路は怜のお嫁さんである確率が99%です。
ところが怜のほうはダブル……ひとつ留年や!
というのはもちろん嘘ですけど、病弱で休む日数によっては本当にありうるかも……。
まあそんなことは置いといて。
合宿所にて五人で入るお風呂では、千里山では唯一の大サイズを誇る竜華っち。
お湯に浸かる大きなおもちが、ふたつの意味で浮いております。

みんなでお泊りといえば枕投げ! ……はあったかどうかわかりませんが。
合宿所での就寝時、夜中に起きてしまった怜は、隣の布団に誰もいないことに気付く。そこに寝ているはずの竜華は、外に出て夜の景色を見ていた。
怜と竜華は二人で語らい、寝相の悪いセーラが意外にも繊細な娘であることが明かされる。前年のインターハイで負けた帰りに飛行機から街の灯を見て、応援してくれたかもしれない人を思って泣いたセーラ。

セーラは本当にいろんな意味で強そうな娘ですね。麻雀とフィジカルが強いだけでなく、麻雀以外のことでも頭の回転は速そうですし、仲間と気持ちを共有できるだけの脆さを持ち合わせているおかげで、チームワークも良好ときている。
ときどきネタキャラみたいなことを口にするのは、自身の優しさを最も活かせるのがそういう言葉だということをよく認識しているから、みたいな印象を受けますし。
弱点があるとすれば、恋人的な存在がまだいないってことぐらいですけど。
セーラにそういう存在は似合わないかなぁ、という感じもします。
あーでも、夜も眠れなくなるぐらいの初恋に戸惑う乙女セーラは見てみたいかもです。
その場合は千里山内よりも、他校の娘であったほうが美味しいかもしれませんぬ。

怜の回想はごく短い気絶中のものであり、涙を浮かべながら意識を取り戻したときには、まだ一巡も経ってはいなかった。
白昼夢から覚めても悪夢は終わらず、照の猛攻は続く。

能力かどうかはわからないものの、積み重ねた事実としてトばされる恐れがない煌。だが、他がトんでしまえば準決勝は終わってしまう。
新道寺というチームとすれば二位で終われれば問題ないが、ここで二位で終われる確率と、あとのメンバーに任せて二位以上で終わる確率と、どちらがいいかは煌の頭では判断できなかった。
だが煌には確かな答えがひとつだけあった。
煌自身が納得できる答え、それは……。
「誰もトばさせない――!」
これって実質的には、おまえらはオレが守ってやる宣言ですよね。
さすがの度量というべきか。エースでも捨てゴマでも必要とされる価値には変わりがないと、捨てゴマ扱いすら値千金として受け止めてしまうだけあって、他人を気遣う余裕が常にあるメンタルの強さのようで。
これは凛々しすぎて惚れてしまうわ……。

そして基本が涙目の玄ちゃんは、何もできていないかと思いきや、他の二人にはその功績を認められていたという意外な事実。
それは玄がドラを抱え込むことで照の打点制限がより厳しくなるはず……という理屈でしたが、照の能力があまりにも強力すぎるせいか、実際のところはあまり違いがあるとは言えないのが悲しいところであります。

「生きるんて……つらいな……」
いよいよ牌を持つことも難しくなってきた怜が目を閉じると、仲間たちとの思い出が走馬灯のように駆け巡る。
生きるのが辛いと彼女が口にするのは、生きることに価値を見出してしまったからか。大切なものを思う怜は、限界以上に頑張ることを自分自身で強いてしまう。
愛しき思い出が彼女に最後の一手を決意させた。
見守る仲間たちの中で、竜華だけは怜のやろうとしていることに気付き、悲痛な叫びをあげて取り乱す。だが別室にあるその手は彼女に届きようもない。
限界の二巡先から未知の三巡先へ。
果たしてその先に怜が視るものは……。

引き方が前回と同じというところがなんとも憎いですね。
そして阿知賀女子の影の薄さがステルスモモってます。
モモに出会ったときにステルス菌でも伝染されちゃったのカナー……。

というか、最後の怜と竜華のところで少し泣いてしまいました。
マジで怜さん命の危機じゃないですかぁ。
競技が競技だけに、ドクターストップとかはないのかな……。

怜の能力はその強力さに本人が耐えられないというのが面白いところですね。「強力な能力だが、体に大きな負担をかける」タイプの設定は他の作品だとけっこうよく見られるものだと思うんですけど、Sakiという作品内では初めてだと言っていいと思いますし。
本編だと臼沢塞ちゃんが似たようなタイプの能力を使ってますけど、あれは効果がもう完成した能力であって、負担がかかるとはいってもあくまで使用回数に制限がある程度、のように見えますし。
怜の場合はもしも怜が耐えられるならば、どこまでも先が視られたりしそうですから。極めて強力な能力ではあるものの、それゆえ能力に振り回されている。といえば玄ちゃんと同じような感じでも、使い勝手は雲泥の差。
アガることが難しい状況であっても、とりあえず振り込みだけは100%避けられる、というのは非常に大きいでしょうし。

千里山女子が決勝に進出するためには、怜はここで無理なんてしないでひたすら振り込みだけを回避していれば、あとの二人はどちらかがトぶまで照に何度か振り込んで勝手に点差が開いて行くんで、怜としてはそのままおとなしくトビ終了を待っていれば一度もアガらずとも決勝進出ほぼ確実だと思うんですけど、それだと照対策を何もできないまま決勝戦に臨むことになって、結局のところ優勝は難しくなっちゃうんですよね。
全国大会ではオーダーの変更が認められないと仮定すると、決勝でも先鋒は同じ人と当たることがわかっているわけですし、そこで準決勝と同じくトビ終了になってしまうと優勝を逃すことが確定であり、ゆえに決勝の点数には影響しない今のうちに有効な対策を見つけておきたい、というのが現在の怜の課題であり、無理をしなければならない根拠、みたいな感じでしょうか。
いま勝てる要素を見出せなければ、どのみち勝てないということで。

さてさて、アニメ放送、残るは1話ですけれども。
アニメではプラス3話で準決勝が大将戦まで(?)描かれることが判明したことにより、もしかしたら阿知賀女子に関する全ての問題がそこで片づけられるかもしれず。
するといったいどこが決勝に進むことになるんだかわからなくなりましたので、千里山が進出する可能性もゼロではなさそうです。
どうにも本当の主人公チームとしてはパッとしない阿知賀女子が、決勝進出するならするで自分としてはまあ構わないんですけど、ここで千里山と新道寺を脱落させることが残念なばかりにはならないよう、残りの話数でどうにかうまく描いて欲しいところですね~。

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