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2011年12月 1日 (木)

セブンスドラゴン2020をクリアした感想

ドット絵だった前作からなぜか3Dになってしまったということで、情報が出始めた頃のスクリーンショットを見た限りではあまり興味が湧かなかった『セブンスドラゴン2020』。
しかしいざ発売が近付いてくると、ちょうど国産のRPGをやりたい頃合だったので購入を検討。結果、発売日にダウンロード版を購入と相成りました。
ちなみに前作はクリアしましたが、お話はほとんど憶えておりませぬ。

ラスボスの先までクリアして一通りプレイし終わったということで、感想などを少々。クリアまでの時間は36時間20分ほど。難易度はノーマルでした。
キャラメイクを除けば全体的にそつのない作りであり、かつ親切でプレイしやすく作られているため、最後まで楽しくプレイできました。
自分のパーティはサムライ、トリックスター、デストロイヤー。
前作でも物理偏重パーティだったので、今作でもそのように。

☆☆☆

☆☆☆

○よかった部分

・グラフィック。
 スクリーンショットで最初見たときは、えっなんで3Dにしちゃったの……って感じでしたけど、実際プレイして見てみるとキャラはかわいいですし、ダンジョンの見た目も雰囲気出てます。ドット絵ではなかなかできない「動かす」前提であるならこれはこれで魅力的です。

・戦闘で負けても、その戦闘からリトライ可能。
 最初のターンちょっと行動間違えたなと思ったらわざと全滅してやり直しをすることがあるぐらい使いやすい要素です。セーブのし忘れもぜんぜん恐くありません。
 ただし全員瀕死に近い状態で戦闘に入り、さらに相手に先制された場合は知りませんけれども。

・初音ミクの歌声付きBGM。
 序盤のクエストをこなしてちょっとするとオプションでBGMの種類を切り替えることができます。これはすべてのBGMにミクの歌声が付くというもので、意欲的で面白い試みだと思いました。ボーカロイド声というと抵抗のある人もそれなりにいそうですけど、まあその辺りは好みの問題ですので。自分は切り替え可能になってからはずっと歌声付きのほうでやってます。

・回復手段に困らない。
 回復魔法以外の回復手段が充実しているため、回復魔法がなくても問題なく進められます。ダンジョン内の緑のセーブポイントには回復機能が付いているため、いちいち回復しに戻る手間がありませんし。さらにはパーティで共通の回数制スキルに、回復スキルがいくつか用意されています。
 だからといって個人の回復スキルが不要かというとそうでもなく、この辺りは絶妙と言っていいバランスだと思いました。

・ザコは軽くボスは重い戦闘バランス。
 ザコは弱めで時間もかからないが、ボスの類は強くてそれなりに時間もかかり、いい具合に全滅できます。快適でありながら歯応えもあるという、飽きずに進められるいいバランスです。

・クエストの発生元が一箇所であり、進行状況は逐一メモされる。
 受け損ねることがありえませんし、ごく一部のクエストを除けば詰まることはまずないです。

・戦闘演出の速度が個人的にはベストに近い。
 戦闘演出はスキップできないけれど、スキップしなくてもいい塩梅の速度で展開されます。近年はボタンを押しっぱなしにしてずっとスキップしていなければ戦闘の進みが遅いゲームばかりやっていたという個人的な事情もあって、ボタンを押さない前提で作られていることは非常に好ましく思えます。
 ゲームはテンポがよくて悪いことはない、と、いつもは時間的に快適なゲームを好みがちな自分ではあるのですが、スキップ機能が充実しているゲームをやっている際、ちょっと思うところがあるのですよね。
 スキップしてしまう演出に意味はあるのか?
 そんなに急いでプレイヤーは何をやっているのか?
 二度目以降は見る必要がないからといってボタンを押すことが前提なのではなく、やはり素でテンポのいい作りが一番かと思いました。テンポを崩さない程度の長さで凝っている演出というのが最も好ましい演出なのではないかと、近頃の自分は思います。

・戦闘時に敵味方の状態がちゃんと表示される。
 敵の体力がメーターで表示されるほか、これは当たり前のようなことではあるのですが、状態異常やステータスアップorダウン効果が小さなアイコンにてまとめて表示されます。状態異常などをかけまくるとアイコンがずらっと並ぶことになります。地味な点ですが状態変化が難易度を左右するゲームで、いま何の効果かけてたっけ……と忘れるおそれがないのは、それだけでもかなりプレイしやすくなります。

・アイテムが扱いやすい。
 ひとつのアイテムの所持数上限は15と低いのですが、全アイテムを(たぶん)同時に所持できるところがわずらわしくなくてよろしいです。消耗品以外の貴重品は店で売却できないようになっているところも、一時の金欠で貴重品をうっかり売ってしまうようなことがなく親切ですし、貴重品ではないもののクエストなどに使う予定のあるアイテムにはアイテムの説明欄にそう書いてあるので、売る際に売っていいものかどうか迷うことがありません。所持できるアイテムが多い分、アイテム欄を開いたときにはやや目的のアイテムに辿りつきにくいという欠点はありますが、それを補って余りある安心感があります。

・各ダンジョンの残りドラゴン数が確認できる。
 確認できるのは数だけなので今すぐに倒せるものかどうかはわかりませんが(後のクエストなどで出てくるものがいるため)、ドラゴンを探して無駄に他のダンジョンを探し回る必要がありません。

☆☆☆

☆☆☆

×わるかった部分

・キャラメイクの選択肢が不十分。
 購入前に公式サイトを見た時点で気になっていたのですが、キャラメイク時に選べる人物絵と職業が明らかに少ないです。グラフィックが3Dになって、キャラの動きを見せなければならなくなったことによる手間の増加のせいでしょうか。モデリングは好みであるものの、組み合わせる楽しみがだいぶ薄いです。
 それらの代わりなのかどうなのか、多数の人気声優の中からキャラの声を選ぶことができますが、これはプレイヤーが意図していない性格で喋ってしまうおそれがあるために、むしろこういったゲームには不向きな要素だと感じました。これならパーティは物語に絡むキャラのみで構成される固定パーティにして、育成面だけ自由で凝っているほうがよかったんじゃないかって思うぐらいです。

・ミニマップの一部要素が見づらい。
 このゲームのマップとして必要な情報は足りているものの、半透明なので背景と混ざってしまって細部が見にくいです。まあ、ドラゴンを見落としやすいのはわざとかもしませんが。

☆☆☆

☆☆☆

△いいのかわるいのかわからない部分

・前作で猛威をふるったフロワロが無害になった。
 有害だったらだったでかなり鬱陶しいのだけれど、無いなら無いで物足りない感じもします。

・敵も味方も状態異常にかかりやすい。
 状態異常を避けるアクセサリ各種(店で売ってます)を装備すればこちら側は100%防げるので、敵も味方も平等にかかるというのはわりと好ましいのですけれども、逆に言えば、対策をとっていないとかなりの確率で状態異常になるということでもあり、それはもうひどいことになります。

・スキル習得に上限なし。
 スキル習得に必要なポイントがレベルアップではなく通常戦闘でいくらでも手に入るようになったことで、育成に迷うことがほとんどなく、ひいては個性の消失につながってしまっています。
 ザコ戦をこなす意味が強くなるためダンジョンを隅々まで探索するときなどに無駄がなく、やりやすさでは今作の方がずっといいはずなのですが、「レベル半分+スキルポイント振り直し+レベルに応じたパラメータボーナス」という内容の転身システムが用意されていることですし、前作のようにレベルアップでポイント取得、という形のままでよかったかもしれません。
 スキルポイントがいくらでも手に入る今の形だと、逆に強力なスキルの取得条件が厳しくなり、各スキルを高レベルにするための必要ポイントが高すぎて、結局のところ中盤までは似たスキル構成にせざるを得ないというところが気になりました。
 レベルアップによる少数ポイント取得で序盤からひとつのスキルに特化できたほうが、パーティバランスは悪くなるにしても、きっとプレイヤーが満足できるのではないかなーと思ったりします。

・三人パーティになった。
 四人でも役割分担が忙しいというのに、三人だとさすがに全員フル回転です。
 もしかしたら四人目にはNPCが入ってくれるのかもと期待していましたが、そんなことはなかったぜ。

・町がひとつしかない。
 竜のせいで絶望的な世界情勢という事情は前作と変わりませんが、前作は普通のRPGよろしくフィールドを歩き、いくつもの町があって明るい雰囲気も多々見受けられたのに対して、今作では町がひとつなため空気は終始重いデス。移動の手間がほとんどない反面、さびしく感じられます。

・コンプリートが容易。
 メーカーは違えど、世界樹の血が流れているゲームにしてはらしくないと言える作りでした。別にコンプリートのための難易度を上げろという話ではなく、要望としては、クエストや収集要素を増やして欲しいといった感じでしょうか。

☆☆☆

☆☆☆

まあ、各要素への感想は以上として。
あと自分の感想としては、以下の感じでしょうか。

キャラメイクまわりを除けば優秀な作りで、良作と呼んでいい内容だというのに、素直に評価しがたい気分なのはアオイちゃんのそれがあるからです。
自衛隊駐屯区のサスガ隊員にバッチリ共感していた自分だったから、結局最後まで引きずってました。
現在二周目(再スタート)をやっている最中ですが、あるところから先に進めたくねえ……。

総評としては良作でした。以上!

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