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2010年6月 8日 (火)

怪談レストラン最終回の感想

ついに最終回を迎えた怪談レストランでありますが、さすが最後だけあってなにかと豪華というか、ギャルソンが昔の姿で出演したり、佐久間家の事情が明かされたり、アコがメガネメガネしたり、お化けがたくさん出演したりと、楽しい最終回でありました。

レイコちゃんには父母が実在したのですなー。
毎日ひとりきりで出前のうな重を食ってそうなイメージだったのに、なんと三人で食卓を囲んでいます。
これまでこの子は、もしや霊子――つまり幽霊だったりするんじゃなかろうか? などとも少しは思っておりましたので、実はアコのおばあちゃんだったりするのかなーとも思って、佐久間家にはレイコちゃん以外誰もいないのではないかと疑っていたりもしましたが、今回でようやく父母の姿が確認されたと。
しかし家庭内の雰囲気はあまりよくないようで……。
会話のない冷たい食卓。母親の虚ろな瞳。
一人分だけ空いている椅子。
そして居間に置いてある写真立ての中には、メガネをかけた少年の姿。

この時点でまず衝撃が走る。得られた情報から私の脳内エニアックが最適な解を導き出す。
家族のような扱いで置いてあること。そして、写っている外見の年齢から考えるに、恐らくこの少年はレイコの兄なのだろう。
それはいい。怪談的に考えて一般的な死者でしかない。
だから問題は別にある。その姿がなんと、アコにそっくりなのである。
髪の色はアコと同じく。メガネもアコと色違いのアンダーリム。
眉も太い。すなわち、どことなくタヌキを思わせる顔である。

どこの子? ……それが第一印象であった。

アコの家とレイコの家に、なにかややこしいつながりがあるのだろうかと思わせるに十分な情報であるからして、まさかレイコの兄は、アコ父とレイコ母の子供なのだろうか?
といったことは考えてもしょうがないので捨て置きましょう。
さあ邪推の念を全力で、明後日の方向にポーイ!

ファー。

とにもかくにも、怪談の真相を確かめるために深夜の学校に来たアコたちでありました。
最終メンバーはアコ、レイコ、ショウ、ユウマという、RPGでいえば最も安定したパーティです。
勇者アコ!
委員長レイコ!
賢者ショウ!
ユウマくんは遊び人っぽいですが、いい囮にはなるでしょう。
プールに来て早々、黒い影に引きずりこまれるユウマくん。まるで毒ガスに対するカナリアのような役割です。
アコがメガネを落としたことで、結果的には助かったわけですが。
そのメガネをアコにかけてあげながら「メガネがないと無茶するのね」と優しい口調と表情で言うレイコちゃん。この女……いつもと違う! どうしたこの慈愛に溢れたお姉さん的な振る舞い。
それからみんなで校内を回ってマドハンドの大群などと遭遇したり、いろいろあって、怪談レストランにワープして闇のギャルソンに会って、死者と話ができるぐらい致命的な味付けの料理が出されて……。

レイコちゃんの事情が明かされた、と。

これで今までの謎がふたつ解けたわけです。
なぜレイコちゃんは実際に遭遇して以降も、不可思議な存在をかたくなに否定し続けたのか?
その理由は、
三年前に亡くなった兄に言いたいことがあって、死者と話ができる噂などを信じていろいろとやってきたものの、一度も何も起こらなかったから、ついには信じなくなった。

半端な希望があることは、希望が無いことより残酷だというお話でしょうか。
可能性を否定しなければ期待してしまう。けれども期待したところで落胆に終わるだけ。その希望が叶う可能性は限りなくゼロに近いゆえに、期待してしまえば永遠の絶望を求めることになってしまう。

レイコ兄が亡くなったのが三年前ということは、当時のVTRのレイコちゃんは小学三年生なわけで。
これはたまらない。今回のメインディッシュです!
どうりで小学六年生で黒タイツだと思ったら、小学三年の頃から影のある少女だったわけなんですなー。
そりゃあ黒タイツにもなるわ。
兄が海で危険な状態になったときに唯一そばにいたことで、どうして気付けなかったのかと母親に責められて、亡くなった兄に対する罪悪感を背負ってきた三年間。
しかし今回、怪談レストランで兄と話せたことで、ついに氷解したレイコの心の闇。
いい最終回だった……。

もうひとつの謎である、どうしてアコに突っかかっていたのかってところも明かされましたな。
兄に似た少女に兄の面影を重ねていた……まあ、それだけではなさそうですが、曖昧な点はレイアコ派へのサービスといったところでしょうか。一場面だけギャルアコを匂わせる場面も入っていたぐらいですし。
確定していない空白があるということは、そこに何があってもおかしくないということなのだ!(暴論)
ともかくこれでレイコちゃんは、兄のことにとらわれずアコを見られるようになったということで。
俺たちのレイアコはこれからだ! って感じでしょうか。

……???

それにしても、兄にそっくりな同い年の少女というのも、なんというか。
アコが少年風なのか、兄が少女風なのか……。
最近思うんですよね、自分は美少年風の美少女が好きなのか、美少女風の美少年が好きなのかって。
自分のことはどうでもよろしいですね。

まあ、友達の少ないレイコちゃんが、兄に似ているというだけであれだけアコに積極的だったとも考えにくいような気もしますし、そこにはやはり特別な感情があって然りなのではないでしょうか。
あまりにも兄に似ていたから馴れ馴れしくできた、とも解釈できますが、それならもっとベタベタしててもよかった気がするね?

これはぜひとも続編を作っていただいてですね、本当の気持ちに気付いたレイコちゃんが、怪談を通してアコと恋仲になっていく過程をじっくり描いた濃厚なラブロマンスを……。

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