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2009年8月28日 (金)

吉夢か悪夢かドリームクラブ

ただのキャバクラゲーだと思っていたのであくまで観賞用として購入した『ドリームクラブ』が意外にちゃんとした恋愛シミュレーションゲームっぽい作りになってて嬉しい誤算。
お店での会話内容も「たぶんパターン少なくて何度も同じ会話を見ることになるんだろうなー」などと思っていたら、ほどほどに(一回の来店で二回ぐらい)話していった場合には1プレイ中同じ会話を一切見ずに進められるぐらいの会話内容が用意されていることに驚いたね。

プレイ開始してしばらくは、「やっちゃった感あふれる」設定から出オチ系ゲームをやっている気分であったので、果たしてこのホストガールたちの「見た目以外」を可愛いと思えるものだろうか……などと思っていたけれど、来店ごとに違う話が聞ける作りのおかげで徐々にホストガールの事情を知っていくことができ、気付けば可愛く思えているという、彼女たちの容姿がどうであれ魅力を引き出すことができそうなゲーム内容であった。
発売前のイメージはまんまアイドルマスターだったけど、実際にはときめきメモリアルとかに近い感触だなぁ。

で、自分の進行状況。

一周目(初回プレイ)は「みお」メインで進めるも、途中で他の娘に浮気したため日数が足りなくなってバッドエンド。
男達が歌うメインテーマが辛すぎる。

二周目は、金やアルコール耐性や持ち物などを引き継げることが判明したので、三周目のためにひたすら金を稼ぐことにした。
それと、カラオケモードでリクエストできる曲は、各ホストガールに持ち歌を一回歌ってもらわないと増えない作りになっているので、金を稼ぐついでにそれぞれ一回ずつ歌ってもらって全ての曲を回収。どうやら好感度が低い状態だと歌ってもらえる確率が低くなってしまうようで、なかなか歌ってもらえないのが困ったものだ。
金は上限である999999まで貯めて、予定どおり二回目のバッドエンド。
男達が歌うメインテーマが辛すぎる。

三周目は「亜麻音」を本気でクリアしようと最初からフルスロットル。
金に糸目をつけないことで好感度はハイペースで上がっていき、すぐに上限に達した。
これは楽勝だな。そう思った。
様々なイベントをこなし、欲しいものは全て買い与え、半年経った6月の後半。
予定よりもずっと早く三周目は終わりを迎えた。
最終的に、彼女は「好きではない」お見合い相手と結婚してしまった。

…………っ。

このゲームは設定変更不可のオートセーブなのでリセットしても意味がない。
頻繁に入るそのオートセーブの待ち時間。加えてやや長いロード時間。それらは許容できないという程ではなく、それ以外のテンポに関してはいい方ではあるが、始めからやり直すとなれば容易なことではない。
そんな中で、進め方を間違えれば、条件を揃えられなければ、ノーマルエンドという名のバッドエンドを迎えてしまう難易度とは。
いろんな相談に乗ったことで慕ってくれるようになった彼女のことを、店の子でありながら「可愛いな」と思うようになってきた頃にこのやりきれないエンディング……正直、ショックだった……。
ハッピーエンドの実績が解除されていないのでちゃんとしたエンディングは別にあるようだが、自分としてはうまくやってきたつもりなのだからどこをどう間違えたかなんててんで見当もつかない。

まさか日用品セットとやらが売っているのを気付かなくて、渡すのが数ヶ月遅れてしまったせいだろうか……。

四周目。その日用品セットを、話題が出たらすぐに買って・渡すことを忘れないようにして三周目と同じように進めてみた。
すると日用品セットを渡した後日に起こるイベントは、終わり方に強く影響を与えそうな内容であった。
もう確信したね。
これでハッピーエンドにならなかったら攻略情報待ちだなぁ、ハハハ……と、軽い絶望を抱えながら進めていると、最後のほうのイベントに明らかな変化が見られた。
そして六月の後半。亜麻音タンに誕生日プレゼントを渡した日に、ようやくハッピーエンドを迎えることができた。
短いが、なかなかいいエンディングであった。
亜麻音タンの本名も明かされたし。
……本名!? あれは源氏名だったのか……。

ああ、ああ!
それにしてもすっきりしたし興奮したね! あのままじゃ眠れもしないところだった!
やっぱり求められたキーアイテムを遅れずに渡すことが重要だったんだって!!!
亜麻音タンのキーアイテムは二つ。店での会話でそれに関する話題が出たあとにショッピングすれば簡単に購入できる物。
ポイントさえわかってしまえば難易度が高いなんてことは決してなくて。
店での行動は、互いにウイスキー(一番安い)を飲んで、互いに酔ってから「会話」をして重要な会話を起こすだけ。
プレゼントなんかしなくても好感度は楽に上がるし、種々の選択肢を間違えることは好感度以外にはほとんど影響がないみたいだし、タッチイベントはほとんど失敗したけど問題なかったし、カラオケすら一度も頼まなかったよ。
クリアのために注意しなければならない要素はきっと多くないんだ!
ノーマル・バッドエンドなんてそうそう見るもんじゃないんだ!

だとしてもノーマルエンドをあんな感じにするスタッフどうかしている。
ボイスなしでよく喋る主人公の言動もなんと形容したらいいのか。
一般的なギャルゲー主人公をオッサンにしたような性格と言ったらいいのか。
選択肢を選んで好感度が下がる音がしたとき、なんでこのやりとりで好感度下がるんだろう? と不思議に思っていたら最後に必ず余計な一言がついているというダメオヤジっぷり。
それがなければ絶対好感度アップだっただろ……ってやりとりも多いもんだから思わずプレイヤーが突っ込んでしまうぐらいだ。
まあ、そのあたりがまた面白かったりするんだけどね。

ノーマルエンド以上でクリアするとおまけのカラオケ鑑賞モードが出るようで、三周目のクリア時に亜麻音のみが解放された。
衣装を変更したりほろ酔い状態のカラオケも鑑賞できるしカメラの移動もできるのでゲーム中に無理に歌ってもらう必要はないらしい。さすがにスクール水着とかチアガールとかのコスプレはDLC待ちだけど。
あと、色違いのデフォルト衣装とアレンジ曲が追加されてた。
なんかいろいろと憎いことをしてくれるゲームだ……難易度とかも含めて心をくすぐられるぜ。
無料DLCでカラオケモードの背景を加工用っぽくブルーバックなどの一色にする機能もあることだし、そのうちネット上には楽しい動画が出てくるかもしれないね。

しかしまた特殊なゲームが世に出てしまったものだ。
「何々は俺の嫁!」
と書いたところでこのゲームにおいてその主張は一人の客のもの扱いになってしまうのだから……。
誰もが主張したところで矛盾はしないというかなんというか、言いたいことわかってくれるかな?

ハッピーエンドではちゃんと恋人のそれになるようなんだけど。
あくまで客として始まって客として扱われながらじっくり関係を深めていくだなんて、新しすぎるよなー。

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